いやあ、走った、走った、1078キロ。考えてみれば昨年の10月以来、1年ぶりのロングツーリングだった。春になったら行こうと思っていたが、例の新型コロナ騒動で延び延びになり、また梅雨の長雨や新型コロナの第2次感染などでまたまた思うように行かず、9月は絶対に行くぞと思っていたが、またまた天気が悪くて思うに任せず、遂には「こんなことをしていたら今年は行けなくなってしまう。何とかしないといけない」などと天気予報を見ていると13,14日は何とか天気が回復しそうではある。「よし、もうここで行かないと今年は行けなくなるかもしれない」と意を決して前日に宿を予約して勇んで出かけた。
昔、山に登っていたころ、行く1週間くらい前になると「天気はどうだろうか」だの「何か事故が起こったらどうしようか」だのあれこれ考えたが、いざ行くとなると腹が決まってひたすら前に進むしか考えなくなる。バイクも一緒でいざ出かけるとなると雨が降ろうが、槍が降ろうが、まっしぐらである。
13日は午前中は雨、午後は回復してくると言うが、静岡くらいまでは良かったが、愛知に入ると本降り、長篠・設楽が原PAで雨衣を着込んでひたすら走る。ご近所走りだとすぐに弱音を吐くケツも気合が入っているのか音を上げないで頑張る。岐阜に入ると雨が上がって養老SAで雨衣を脱ぐが、北陸道に入るとまた本降り、仕方がないので非常駐車帯にバイクを止めてまた雨衣を着込んで走る。ほとんど水墨画のような世界をひたすら走って越前二ノ宮劒神社に到着、「どうせ雨だ」と開き直ってさっとお参りだけすると今度は北陸道から舞鶴道をひた走る。雨もケツの痛さも何のその、とにかくバイクで走るのが気持ちがいい。どうやら体はバイク人に変化しているのかもしれない。
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