decopeiさん

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林道狼ヶ城線(で転倒・・・) ~愛媛県上浮穴郡久万高原町~

ツーリング期間
2019年08月17日 ~ 2019年08月17日
車種名
YAMAHA DT200WR
Myバイク
DT
走行距離
5km

この日3本目の不二峰林道は無事に通り抜ることができ、ほうじヶ峠(ポイントA)に出ました。しかし、なんとその先の県道340号線が道路陥没で通行止めとのこと。

この時点で思いついた選択肢はUターンして不二峰林道を戻るか、分岐を左の県道211号線に進んで国道33号へエスケープするかの2択で、この前に走った大平林道も通行止めで引き返したので予定よりもかなり遅れており、できるだけ戻りたくないとの思いから県道211号を選択しました。今となっては不二峰林道を少し戻った分岐からオフロードコースの久万オートランド方面へ抜けられたのですが、悔やんでも後の祭りというやつです。

ほうじヶ峠から県道211号線に入るとすぐに視界が開けた場所があったので記念撮影。

元々荒れ気味なのか、一昨日までの台風10号の影響なのかは不明ですが、舗装された路面には木の葉や枝が散乱しており、今まで走って来たダートよりもむしろ気を遣います。

しかし!不運はこれだけに留まらず、なんと県道211号もポイントBから北は道路崩落で通行止め!さらに、畳みかけるようにDR-Zの古くなったバッテリーが弱り始め、セルが回りにくくなってきました。

仕方なくポイントBを右折すると、今度はポイントCでまた分岐。そこにあったのが、この林道狼ヶ城線です。

抜けられそうなのは直進方向の林道大谷線ですが、こちらは舗装されていて、一方の林道狼ヶ城線はいきなりダートになっています。

オフロードライダーの悲しい性で、当然のように林道狼ヶ城線を選択しました。

そして、ついにその刻が訪れます。

この林道狼ヶ城線も造成中だったらしく数km先で行き止り。かなり焦っていたところにトドメを刺されたような気分で、さすがにこれ以上通行止めに翻弄されるとガス欠やDR-Zのバッテリー切れ等が心配ですし、午後2時にもなるのに昼食も摂れていないので完全撤退を決意、走って来た不二峰林道を逆戻りすることにしました。

あれこれ考え事をしながら、緩い下りの、これまた緩い右コーナーにさしかかると、いきなりDTのフロントタイヤが引っ掛かったようになって転倒!

特に飛ばしていたという自覚はなく、ひどく荒れた路面でもなかったので自分でも訳が分かりません。すぐに起き上がろうとしますが、脂汗が噴き出して気分が悪くなり「あっ、やってもうたかも」と直感。

DTは次男に起こしてもらい、私はその場で10分程度吐き気や痛みが落ち着くのを待って、どうにか立ち上がることができましたが、右側に転倒したにもかかわらず右半身に痛みはなく、左の胸と膝にダメージがあるようです。特に膝は立ってはいられるものの、曲げようとすると激しく痛み、力も入りません。

DTはブレーキレバーの先っぽが折れ、根元に泥が詰まって効きっぱなしになっていたので一旦外して組みなおし、捻じれていたフォークは蹴って修正、テール一式が取れかかっていたのでガムテープでぐるぐる巻きにして固定・・・等で走れる状態になりました。

激しい痛みに耐えながら曲がらない左膝を強引に曲げてステップに乗せ、半クラッチを多用してできる限りギヤチェンジを減らして走りますが、転倒前から多少カブリ気味だったDTが転倒後には症状が悪化して回転が全く上がらず、完全にカブらせるとヤバいなあと、痛みによる脂汗に加えて冷や汗も流しつつ、やっとの思いで道の駅に停めたハイエースまで辿り着いて遅い昼食を取ると、午後4時頃になってしまいました。

幸い、ハイエースの運転には左足を全く使わないので運転に支障はなく高松まで自分で運転して帰宅。翌日、休日当番医の先生に診てもらったところ、脛骨の靭帯付着部が剥離骨折しているかも?とのことで、とりあえず膝の中に溜まっていた血(50ccくらい)を抜いてもらうとかなり痛みが治まりました。

後日詳しく見てもらった岡山の総合病院の専門医の診断も、当初の先生の見立て通り剥離骨折とのことで、今後は特に手術は行わない「保存的治療」になりそうです。涼しくなり始める頃くらいには復帰したいところですが、果たして・・・。

林道では無理をせず、足場の悪いところで倒してしまうのは不可抗力としても、通常走行では絶対に転倒しないことを心がけていたつもりだったのですが、今回全く予期しないタイミングで転倒してしまい、自分なりに考えてみると、集中力を欠いてしまったことが最大の原因だと思います。

通行止めが続いて多少なりともイライラしていたり、きちんと昼食を摂れていなくて空腹だったり、元来た道を戻る判断をしたことで先の路面に対する警戒心が薄れていたり・・・。

後ろを走っていた次男によると、路面にあった縦溝にフロントタイヤが落ちた状態で軽くバンクさせた為に接地面が浮いたように見えた、とのこと。

自分では全くそんなことは感じていなかったので、やはり前方の路面に対する集中力が欠けていたということでしょう。

今回のことは大いに反省材料とし、林道では一層安全第一を心がけたいと思います。

皆さんもお気をつけて楽しんでください。
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コメント(全2件)

ハリーさん
今回の日記には「いいね!」を押せません。
動画を拝見しました。画面で見ても予測しづらいアクシデントです。悪路好きのdecopeiさんからすればフラットな方でしょうし、そんなに無理なライディングでもないようなのに・・・。

イージーな路面だと思って走っていても、ちょっとしたことでマシンが思いもよらぬ挙動をとってしまうのがオフロードであることを再確認しました。私も今後は今まで以上に気をつけて走ります。

お気づきの通り、昼食が遅くなっていたのは良くなかったですね。空腹では気持ちに余裕を持ちにくいですものね。

林道狼ヶ城線ですか。おこがましい言い方かもしれませんが、この秋に私がリベンジさせていただきますよ。左膝の回復をお祈りしております。
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decopeiさん
>ハルさん

お見舞いありがとうございます。

粋な転倒は本当に久しぶりで、今でもあんな場面で転ぶはずがない、という気持ちは残っているのですが、事実転んでしまいましたし、そう考えること自体が慢心なのだろうな、と自分に言い聞かせているところです。

でも、このあたりの林道群は特に危険だとか走りにくいというわけではなく、むしろその真逆の素晴らしいエリアなので、是非ともハルさんには楽しいでいただきたいですし、私も改めて走ることを楽しみにしています。
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