decopeiさん

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まだだ、まだ終わらんよ。 ~北海道レンタルバイクツーリング延長戦~

ツーリング期間
2018年06月17日 ~ 2018年06月17日
走行距離
248km

自由行動日を利用したレンタルバイクでの北海道日帰りツーリングも無事終わり、社員旅行最終日の予定は午前中にバスで札幌を出発し、白い恋人パークなどを回った後、11:40には新千歳空港へと送り届けられ、全国から集まった社員の方々は各地への搭乗便を待って帰路につくだけです。

しかし、バス2台に分乗する自由行動コースを選択したグループのうち、岡山行きの便に乗るのは私1人だけ。岡山の職場の同僚は全員別のコースで、前日は登別や層雲峡に宿泊しており、14時以降に空港入りの予定。そして、岡山行き便の出発時刻はなんと18:35!つまり、私1人だけそれまでの7時間弱、搭乗手続き等の時間を差し引いても6時間弱の待ち時間があるということなのです。

この事実を知ったのは出発の10日前。これはチャンス!まだだ、まだ終わらんよ、私の北海道ツーリングは。空港からレンタルバイク店までの移動時間を考えると13:00~17:00の4時間レンタルが妥当な線。片道2時間走って同じ道を戻るとすると空港から100km圏内がリミットと考え、目的地を洞爺湖に設定しました。

そうと決まれば早速レンタルバイクの予約を入れます。マシンは何にしようか、4時間程度だし、軽く行って帰るだけだから250ccクラスでも充分かな、などとレンタルバイクのサイトを見ていると、スズキのジクサー(155ccで高速にも乗れる)が125cc主体のP-2クラスに含まれ、レンタル料金4500円(4時間)と非常に「お借り得」で、これだ!と思ったら、3台の在庫車は既に予約済。

その上のP-3クラス(主に250cc、YZF-R3等もあり)だと一気に倍近くの8900円に跳ね上がってしまうので、だったら11200円で大型も選べるP-4クラスにするわ、でも、できるだけ軽くて乗りやすいのがいいなあ、興味があったMT-09は前日に乗るから違うのにしよう、ということで、ネットや雑誌での評価が非常に高いMT-07を予約。この時点で、その選択が私のピンチを救うことになるとは知る由もありません。

話は戻って、空港へのバスの到着が30分程遅れ、12時過ぎになってしまったので昼食の時間が無くなり、空港内の吉野家で牛丼並をかき込んでお腹を満たします。本日利用予定のレンタル819新千歳空港店さんは無料で空港までの送迎をして頂けるので大変助かりますが、間が悪いことに送迎バスがさっき出たところらしく、次の便まで待って12:50頃お店に到着。慌てて手続きを済ませ、13:05に出発しました。

走り出してすぐにMT-07の乗りやすさを実感。前日、丸一日MT-09に乗っていたとはいえ、15年以上軽量なオフ車にしか乗っていない私でさえ何の不安も感じず、快適に操ることができます。このあたりはMT-09との比較も含め、後日別の記事に書きたいと思います。

ルートは単純で、支笏湖通り(道道16号)で支笏湖へ、支笏国道(R276)、尻別国道(R453)、道道2号で洞爺湖南岸へと向かい、同じ道を戻る予定。飛行機の時間に遅れるわけにはいかないので往路はノンストップで時間を稼ぎ、復路は残り時間を見て、往路でチェックしておいた良さげなスポットを撮影しながら帰ろうという考えです。

千歳市内を抜けると、しばらくは直線主体でハイスピードの快走路が続き、快調にMT-07を走らせます。途中から峠道に変わり、山を登ると辺りは霧に包まれ、気温がぐっと下がって非常に寒くなってきました。装備されていたグリップヒーターのスイッチを入れ、止まって重ね着したいのをひたすら我慢してとにかく先を急ぐと、やがて峠を越えて気温も戻りましたが、なぜか標識は洞爺湖が左にあるように表示されます。

そのまま標識に従って走ると、確かに洞爺湖畔に着きました。どういうこと?スマホのナビを取り出して確認すると、なんと、峠を下った後にR276(尻別国道)からR453(有珠国道)に乗り換えるところをスルー、R230を経由して大回りで洞爺湖の北側に出てしまったようです。なるほど、広域地図では道なりのように見える分岐点ですが、拡大すると左折であることが分かります。

激しく動揺するも、急いで来た甲斐あってまだ14:30。単純に片道2時間と考えると30分も早いペースで、帰りも同じルートなら1時間早く帰れる計算になります。

とりあえず記念撮影を済ませ、近くにあったセイコーマートでトイレ休憩とレッドブルでスタミナ補給。

ここで、道なりに走ってきたつもりだったので、また道なりに戻ればいいやと、懲りもせず軽く考えたのが運のツキ。この後、さらに盛大なミスをやらかしてしまうことになります。

時間的には余裕ができたはずなのにミスコースの動揺を引きずり、焦りからさらにペースアップしてしまったことも原因で、さっき通ってきたはずのR230からR453への分岐をまたもやスルー。我ながら救いようのないドジっぷりです。

気付いた時には既に中山峠付近で、ここで止まってナビを確認すればいいものを、完全にテンパってしまった私は「そのうちどこかで千歳方面につながる分岐があるだろう」と突き進んでしまいました。もちろん、そんな都合のいいものが存在するはずもなく、このあたりからは交通量も比較的増えてきて、流れ自体は悪くないものの、さっきまでのようなペースでブッ飛ばすこともできません。

札幌市街が近づくに従い、自分の犯したミスの重大さを否応なしに思い知らされ、ますます焦りは増すばかり。時刻は16時、バイクの返却まであと1時間、飛行機の搭乗受付まではあと2時間程度しか残っていません。無我夢中でMT-07にムチを入れ、真駒内や羊ヶ丘で大きな団地に迷い込んだりしながらも時々停まってスマホのナビを確認しつつ道央道を目指して走り、なんとか北広島I.C.から高速に乗ることができました。

高速を飛ばして千歳I.C.を降りたところで返却予定時間の17:00になり、10分程度遅れて到着する旨を連絡しようとスマホを取り出すと、タイミングよく空港で待っている会社の同僚から心配の電話がかかってきました。事情の説明もそこそこに電話を切り、満タン給油後、実際にレンタル819新千歳空港店さんに到着したのは17:15でした。

結局、洞爺湖以外では写真撮影することもなく4時間ほぼ走りっぱなしで走行距離は245.9km。計画より50kmも余分に走ってしまいました。恐らく、当初にレンタルを考えていたジクサーでは到底無理な超ハイペースで、楽に操れて速くも走れるMT-07にして大正解です。送迎バスで空港へと戻ったのは17:45、搭乗手続きにも無事間に合い、お土産のじゃがポックルを買うこともできました。

最後はドタバタ、ドキドキでしたが、非常に濃厚な4時間を過ごすことができ、前日のMT-09による積丹半島と合わせて楽しくも思い出深い北海道ツーリングとなりました。

レンタルバイクの便利さも印象的で、今後は是非、積極的に利用させて頂きたいと思います。カッ飛び、ドタバタは今回で充分堪能できたので、今度は余裕のある日程で、観光を交えながらじっくり、できれば家族全員でゆったりと北海道ツーリングを味わいたいものですね。
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コメント(全2件)

国士越59さん
おつかれさまでした。
ツーリングの模様を我が事かの様に読んでしまいました。
面白かったです!
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decopeiさん
国士越59さん、コメありがとうございます!
閲覧数だけでなく、こうしてお言葉を頂けるととても嬉しいものですね。

走ってばかりのツーリングでしたが、大型バイクは久しぶりだったのでとても楽しく、今でも余韻でご飯3杯いけるくらいです(笑)。

また、バイクは買えなくてもこういう楽しみ方ができるのだと知り、次のことを考えるとワクワクしてきます。

またの機会があれば是非日記に書きたいと思います。本当にありがとうございました。
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