SYUJIさん

ステータス

日記投稿件数
59件
インプレ投稿件数
14件
Myバイク登録台数
1台
ウェビ友
7人

6月2日(土)-4日(月)二泊三日で「一の瀬高原キャンプ場」

ツーリング期間
2018年06月02日 ~ 2018年06月04日
車種名
SUZUKI ジェンマ250
Myバイク
GEMMA [ジェンマ]
走行距離
228km

キャンプには絶好の季節なのに忙しくなってしまって、
ひたすら道具を愛でながら悶々と妄想を募らせること約二ヶ月。
ストレスも相まってアマゾンポチポチ病が発症いたしまして、
新装備を携え、二泊三日で「一の瀬高原キャンプ場」へと行ってまいりました。

いち早くキャンプ場に入りたかったので今回は高速を使いました。
練馬からは3時間弱の距離です。3時頃に到着しました。

「一の瀬高原キャンプ場」
バイクは一泊1300円。

まずは荷物をそのままにサイト散策へ向かったら、いきなり山道でヘビに遭遇しました。体長25センチくらいの子供のヘビでした。
写真に撮りたかったんですが、逃げられちゃいました。
さすが一ノ瀬。ワイルドです。

一ノ瀬は思っていた以上にハードなキャンプ場でした。
山あり谷ありで、登り降りがとにかく大変。
初めて来たので隅々まで見ようと歩き回ったら、もうヘトヘトです。

そんな所だからなのか、週末なのにファミリーは一組もいませんでした。
ソロが10人ほど、二人連れが二組、四人組が一組。
ハンモックが多かったです。で、みんな男です。w
どうして男ばかりなのか? 後々その理由がわかりました。

沢沿いのいい場所はすでに埋まっていたので、少し離れの「和平(わだいら)」というサイトにしました。広めの平地が二段あって、ソロの方が三人に二人連れが一組、ほど良く離れていらっしゃいました。

前日にYoTubeで一の瀬のキャンプ動画を見ていたのですが、
偶然にもそのユーチューバーさんがいらっしゃいました。
今日は40リットルの小さなバッグパックだけでテント泊。撮影する場合は荷物が倍になってしまうそうで、今回は純粋にキャンプを楽しみに来たそうです。
写真だけでも自分はなかなか面倒なのに、どれだけご苦労してあれだけの映像を撮っているのか、その大変さを少し知ることが出来ました。
気さくで穏やかなとてもいい方でした。お話いただき、感謝です!

皆さんのお邪魔にならないよう、一番奥の小高い場所に設営しました。

前回のシェルターが思いのほか心地良かったので、
同じシートのワンサイズ大きいもの(260×210cm)を買いました。
今回は寝袋もちゃんと収まりました。高さも10cm高くなって充分な広さです。

蚊帳はこんな具合に吊るしてあります。
内側にリッジラインを張ってプルージックで吊るしてあるので、
邪魔な時は足もとの方へ下げることが出来ます。

設営も終わり薪も整い、まずは一杯。

一ノ瀬の木は元気です。
30メートルはゆうにあろうかという白樺や松が生い茂っています。
倒木や落ち枝が転がっており、薪に苦労はしませんでした。

一の瀬は虫もたいへん元気でいらっしゃいます。
まだそんなに蚊はいないだろうと腕まくりで設営してたら、
ほんの数十分の間に両腕を40箇所近く刺されました。
いち早く虫除けスプレーか、焚火で虫除けすべきでした。
パワーも強力で、四日経ったのにまだ痒い。w
どうりで野郎共しかいないわけです。
これでは虫や動物が苦手な女性などは絶対に無理。

このサイトに水場はないので、受付棟まで行って汲んで来なければなりません。
山を降りて沢を渡り、丘を登ってやっと受付。それを往復。ひと苦労です。w
その水も湧き水なので、一度煮沸消毒しなければ飲めません。

晩飯は、ガーリックステーキとチャーハン。
食後のコーヒーと、デザートには杏仁豆腐。

焚火の時間。

疲れていたので爆睡出来るかと思いきや、鹿はキューキュー絶叫しているし、シェルターのすぐ後ろが獣道だったようで突然「フゴッ」という鼻息や足音が近くで聞こえ、その度に目が覚めてしまってぜんぜん寝付けませんでした。
二泊するつもりで来ましたが、こんな具合では疲れてしまうだけです。
水はそのまま飲めないし、勾配が激しくて疲れた挙句に眠れない。
「やっぱ一ノ瀬はいいね」という声をよく聞きますが、
どこがいいのかさっぱり解りませんでした。

目が覚めたのは朝の3時。寝たのか寝てないのかわからない感じです。
月明かりの下、静かに湯を沸かしてお茶を飲んでいると、
すぐ横の林の中を鹿たちが悠然と歩いて行きます。50メートルと離れていません。
その姿を見て、寝不足の疲れが一気に吹っ飛びました。
「ああ、勘違いしてたんだな、オレは」
ここは管理されたキャンプ場ではなく、彼らの楽園です。
そこに自分はお邪魔させてもらっているだけです。
一ノ瀬の何が素晴らしいのか、この時やっと理解が出来ました。
タヌキも一匹、すぐ後ろの尾根を駆け登って行きました。
こんな経験が出来るキャンプ場は日本有数だと思います。
お茶を飲みながら彼らの行動をじっくり観察し、獣道はどこで行動域はどの辺りかを知りました。
昨夜はもう一泊するか迷ったけど、静かにお邪魔させてもらおうと決めました。

彼らの縄張りを荒らさないように足跡やフンを避け、少し林へ入ってみました。
日の出前の森は静かです。

ゆっくりわけ入って行くと、こんな木がありました。
これだけ絡み合うのに幾年重ねたんだろう。

薪に良さそうな倒木を見つけ、いくつか切り出してきました。

朝6時、日の出とともにヒグラシがいっせいに鳴き始めました。
チチチチチチチッと四方八方で大合唱です。
その音に他の皆さん達も起き出してきました。
(あのユーチューバーさんだけずっと爆睡していました。さすがです。w)

朝食は、ステーキ肉を入れたビーフシチューとエッグマフィンとサラダ。

昼が近付くにつれ、他の方々は続々と撤収を始めました。
どうやらもう一泊するのは小生だけのようです。
ユーチューバーの方もお帰りの様子だったので、ご挨拶させていただきました。
一人になったので、平地の真ん中に移動しました。

今回のシェルターは大小合体バージョンです。
片辺が同じ長さなので、小さい方のシートを足してみました。

使用しているのは、大小のグランドシートに、
ポール1本、ゴムフック1個、ペグ5本、
ガイライン用のパラコード1本と、蚊帳用のリッジラインが1本。
シンプルなので設営も撤収も楽です。

パラコードを4mmから2mmにしたので、
これだけ小さくまとめることが出来ました。(ポールは別)

中はこんな感じです。

この日は夏のような暑さでした。

水を汲みに受付まで行こうとしたら、またしても蛇に遭遇。
今度は体長1メートル以上の大人の蛇で、草地の上を我が物顔で横切って行きました。
iPhone出そうとしたが間に合わず、またもや撮りそこねてしまいました。

日なたにいると熱中症になりそうだったので、木陰に入って昼飯を作りました。
水餃子とチャーハン。

自然の中で何もしない。
メシ食って薪の用意して焚火して飲んで、あとは寝るだけ。
都会で暮らしている自分には、それが何よりの贅沢です。

太陽が傾くのを待ち、拾っておいた枝で薪作りです。
新規導入の道具が大活躍してくれました。

・シルキー「ポケットボーイ カーブ 替刃(13cm)」 1771円
カーブソーの評判が良いので刃だけ替えてみたら、切れること切れること!
半分の労力、とは言い過ぎかもしれませんが、それほど違いを実感しました。

・モーラナイフ「カンスボル」 5130円
初めてのモーラナイフです。これまた評判通りの切れ味!
刃厚は薄いけど、さくさくバトニング出来ました。
ガーバーグにしなかったのは、こちらの方が軽いからです。(値段も)

おかげで薪作りがだいぶ楽になりました。

虫除けの焚火をしながらビールです。
この正面の森の奥に鹿たちがいます。映ってないけど。

晩飯は、ゴルゴンゾーラのポテトシチューとパンです。

食後は、星を見ながらバーボンソーダを一献。

月がきれいな夜でした。
人の気配が少ないからか、鹿たちも鳴かず、とても静かです。
あまり寝てなかったせいもあり、この後すぐに寝てしまいました。

翌朝、目が覚めたのは午前4時。
昨夜寝入ったのは10時前だったので睡眠は充分です。
まだ暗かったのでロウソクを点けました。
月夜にロウソクがよく合います。

ゆっくりと夜が明けていきます。

さてさて、焚火を熾して朝のコーヒー作り。

野で飲む自挽きコーヒーは最高の味です!

ふとシェルターの隅を見ると、サナギと羽化したヒグラシが。
いやはや、一ノ瀬の虫たちはほんと元気です。w

ベーコンを焼いてマフィンをローストし、上にチーズを乗せまして、
目玉焼きを作って、お湯を沸かし、
ベーコンチーズエッグマフィンとゴマスープの完成です。
デザートにはフルーツゼリーです。

ここのチェックアウト時間は11時。
ゆっくり撤収出来ました。
もちろん、ノートレイスです。

今回、いろんな偶然が重なって、とても素晴らしい経験が出来ました。
まずは、到着したのが遅かったのでいい場所が取れなかったこと。それがなければ離れのサイトの一番奥は選ばず、こんなにも間近に鹿やタヌキ、蛇や虫たちと触れ合えなかったと思います。
そして一日目に眠れなかったからこそ、早朝に鳥や獣たちを観察出来たこと。
あと、好きだったユーチューバーの方と偶然お会い出来たこと。
それに、二日目は自分だけになれたこと。
全ての偶然に感謝です。

人生、山あり谷あり。一ノ瀬も山あり谷あり。
一ノ瀬は素晴らしいキャンプ場でした。

コメント(全8件)

パンダさん
SYUJIさん(。^ω^)ノ゙コンニチワ!

名前は知っていましたが、あまり詳しくは。
一の瀬って結構近いんですね~。(。-`ω-)ホウ
秩父のチョイ先か~。自然も一杯で景観も良いし、
次の機会には私も行ってみたいですね。(。^ω^。)

ただ気になった事が。よろしければ教えて下さい。
ジェンマくんの姿が見えませんが、こちらはバイクや車の
乗り入れは不可なんでしょうか?私は基本、近くにバイクが
居ないとダメなので、その辺りが気になりました。

それにしても羨ましい!
こんな素敵な場所で、二泊もキャンプ出来るとは。
好天にも恵まれたうえ、素敵な出会いもあったよう。
良い休日を過ごせたようで良かったです。(。^ω^。)b
  • (0)
  • 返信
ちゃこさん
今回の日記は殊更じっくり読み入っていました。
文章と画像のみでこれだけ作者の想いが伝わってくる日記を拝見したのは初めてです!
興味はあっても本格的なキャンプ経験はないのに、こんなにも臨場感を味わえたのは不思議です。

自分もSYUJIさんの様な、読み手に伝わる日記を目標にしていますが…まぁ〜エベレストですw
楽しみと刺激をありがとうございます♪

またお仕事が落ち着いた頃の、次回にも期待しています(^o^)
  • (0)
  • 返信
V-Striderさん
こんばんは~!

今回は、ロケーションがなんとも通好みだったようですね。
鹿やタヌキが間近になんて、そうそうできる体験じゃないです。
おまけにこの時期でヒグラシや蚊とはどんだけ~って感じですね。

装備も充実して薪づくりがずいぶん楽だったようですね。
僕も、ナイフ、ナタ、ノコギリが欲しいと思い半年。
そろそろ買わねば今年も買わずじまいになりそうです。

梅雨が明けたら、とびきりのキャンプシーズンですね。
  • (0)
  • 返信
ぶさん
こんばんは。 楽しまれたみたいですね。
私は。。。。多分駄目だなぁ。完全な都会人間と化してますし、人一倍蚊にさされやすい体質なんですよねぇ(^_^;)
  • (0)
  • 返信
SYUJIさん
パンダさん、こんにちは!
山深いイメーがあったんですが、意外に近かったです。いい所でした!

乗り入れは出来ないです。
駐車場からサイトまではけっこう勾配のある山道を登り降りしなければならないので、荷物は出来るだけ軽くしていった方がいいです。
あと、スーパーなどは近くに無いので、買物はだいぶ手前で、青梅あたりでしていった方がいいですよー。

熊が出ることもあるらしいので、出来れば対策していった方がいいみたいです。
熊撃退スプレーは高くて買えないので、僕は火薬で音が鳴る100均のオモチャの鉄砲と、熊よけの鈴を一応持って行きました。
(お客さんが他にもいたりすれば熊もあまり寄り付かないと思いますので、週末とかであればこれは必要ないかもです。)

そんな環境の所なのでちょっと不便ですが、それゆえ逆に自然を楽しめました!
乗り入れ不可はネックかもしれませんが、パンダさんならきっと満喫されると思います。お勧めですー。(^_^)
  • (0)
  • 返信
SYUJIさん
ちゃこさん
読んでいただきまして、ありがとうございます。
そのようなお言葉、恐縮っす。

こちらこそ、ちゃこさんの運転テクや深い造詣がエベレストです!
ありがとうございます!
  • (0)
  • 返信
SYUJIさん
ストライダーさん、こんばんは!

一ノ瀬は深かったです。w
ちょっとハードルが高いぶん、自然も荒らされていなくて、関東では珍しい野生いっぱいのキャンプ場でした。

薪づくりですが、僕はそんなに道具にこだわる方ではなかったのですが、道具によってこんなにも楽さが違うんだということを今回実感した次第です。w
ノコはぜったいにカーブソーがお勧めっす。

うわあ、もう梅雨入りですね。
またアマゾンポチポチ病に陥りそうで恐いです。
梅雨明けが待ち遠しいですね!
  • (0)
  • 返信
SYUJIさん
ぶさん、こんばんは!
久し振りだったのと、ワイルドなキャンプ場だったので楽しめましたです!
東京からそう遠くないところにこんな場所があるなんて、ちょっと驚きでした。

日記には書きませんでしたが、蚊のみならず、ミツバチ、スズメバチ、クマンバチ、アブ、それに見たこともない赤い羽虫とかもブンブン飛んでいて、なかなか凄かったです。w
  • (0)
  • 返信

スズキ ジェンマ250の価格情報

スズキ ジェンマ250

スズキ ジェンマ250

新車 0

価格種別

中古車 12

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

39.29万円

価格帯 25.8~54.78万円

諸費用

3.72万円

価格帯 ―万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

43.01万円

価格帯 29.8~53.8万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す