TT-Rさん

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3台
ウェビ友
1人

ミイケ塩湖(もどき)の真実

ツーリング期間
2016年05月07日 ~ 2016年05月07日
走行距離
100km

ツーリング仲間から「三池にinstagramで人気の絶景ウユニ塩湖みたいなところあるってよ。場所は秘密らしいけど、行ってみたいねえ。」と言って画像を見せられる。
なるほど、ミイケ塩湖としてたくさんの画像があるが、地理に詳しい私は、「三池には地学的に塩湖など存在しない。そんなのは塩湖風の景色をバックにした巨大な水たまりに過ぎない。そもそも写真はいくらでも加工できるし、その部分だけを切り取れば、それらしく見せることはちょっとした技術さえあれば誰にも出来る。」と断言。どうせ石英とか長石が多い白い砂を積んである場所で下に水がたまりやすい場所だろうから、だいたいの見当は付く。航空写真でそれらしい場所を見つけて、「ここだな」と思う。
雨上がりでなければ、水たまりは出来ていないだろうけど、昨日はちょうど雨だったから、水は残っているはずだ。
我が家から往復100km程度の場所である。グロムの慣らしにちょうどいいと思って、XR100モタードと2台で出かけた。
いつもならSV650Sで自動車専用道をカッ飛んですぐに着くが、下道は流れは悪いし、信号は多いし、グロムは慣らし中で50km/h制限だし、やたらと暇がかかるが、それでも予定よりちょっと遅れたぐらいで目的の場所に着く。
このあたりだと思う場所で白い砂山を発見。2台のバイクを駐めて、歩きでその場所に近づく。完全な砂置き場で私有地だから、「立ち入り禁止」の看板がある。ネット上の画像は中に入って、塩湖風に撮影してあるが、もちろん私たちは中に入ったりはしない。水は少ししかなかったが、あふれんばかりにあれば、確かに塩湖風にはなる。光の全反射を使えば、ウユニ塩湖風に取ることは可能である。
しかしねえ、ここはどう見ても砂置き場だからねえ。一部だけを切り取ってそれ風に見せるのはどうかと思う。真実をすぐに見抜ける人は「まあ、そんな風にも撮れるよねえ」でおしまいに出来るけど、「本当に塩湖風の景色があるだ。」と思い込んだ人はちょっとかわいそう。
なぜなら、私たちが写真に撮っているのを見つけて、あとでやって来た人は「さんざん探し回りました。」と言っていたから、ちょっと人騒がせだよね。
阿蘇の「ラピュタの道」はロケーションがいいし、阿蘇盆地に朝霧が出ているときは本当にそれらしく見えるから、許せるけど、こんなのはどうかと思うねえ。
ネットの画像にあこがれを持った人は間違っても現地に行って、真実を見ようとはしないように。
それにしてもグロムは燃費がいいぞ。今回のツーリングは慣らし中ということもあるけど、今度も燃費70km/Lオーバーだから。

これが真実だから、決して探しに行ったりしないように。
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