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母を連れ大洗(茨城県)へ/ 2泊3日 アンコウ鍋 最高!

ツーリング期間
2016年03月31日 ~ 2016年04月02日
走行距離
368km

春3月、寒さも和らぎ 凌ぎやすい季節の到来です。
そこで施設の世話になっている義母を連れ 家族旅行をすることにしました。

近県で リフト付きの家族風呂がある宿を探すと、茨城県の大洗に1軒ある。
足腰の悪い母でも、この宿なら温泉に入れます。

大洗といえば冬の味覚アンコウ料理が有名、母に旬のアンコウを食べさせてあげたい、
そこで夕食は3月までの限定「アンコウ贅沢プラン」を予約しました。
<写真=茨城県那珂湊 おさかな市場にて>

1日目 、朝から青空が広がるいい天気に恵まれました。
しかも母との久しぶりのドライブ、思い出に残る旅にしたい。

まず、義母が世話になっている施設へ向かいます。
湾岸千葉ICから東関道へ、そして京葉道路へと乗り継ぐと間もなく渋滞、
房州方面へ行く家族連れの車が目立ちます、まだ春休みだからかな?

そして貝塚ICから一般道を少し走ると施設の玄関前に到着です。

すると待っていたようで、職員さんに付き添われ車イスの母がやって来た。
母は認知症だが 私の顔を見て分かったようで 目を細め微笑む。

車は母のために買った福祉車両、リフトアップシートで助手席に母を乗せます。
これはとても便利、重宝しています。

では職員さんに見送られ出発、
母と妻が会話している、ときどき話が噛み合わないが 和やかな雰囲気です。

千葉から 京葉道路-東関道-常磐道-北関東道と、高速道路を乗り継いで行きます。

車は1500ccの小さなエンジンだが、何んとか 車の流れに乗って走れました。

そして常磐道の友部(ともべ)SAで昼食にします。

障害者用駐車場は、屋根付きで雨が降っても安心です。
スペースも広く、リフトアップシートでの乗り降りが楽に出来ます。

敷地内には、珍しく桜の木が一本ある。
だが 開花したばかりで 一分咲きといった状態です。

根の周りの花壇には 可憐な花が植えられており、管理スタッフが花に水やりをしている。
観光客が立ち止まりお花見、鮮やかな色合いに誰でも心がなごみます。

では、フードコートで昼食にします。
母は蕎麦がいいという。
そこで「シャモせいろそば」をオーダー、常陸そばと奥久慈シャモのコラボ、共に茨城の特産品です。

その先の看板に「全国丼グランプリ金賞受賞」と大きく表示されている。
それは「とん丼」、ご飯に豚の焼き肉を乗せたどんぶり 自分はこれにしよう、
肉は柔らかく 甘辛いタレで香ばしく焼き上げている。
さすが人気NO.1 これは納得!

そして友部JCTから北関東道を走ります。

この道路は茨城と群馬を結ぶ便利な路線、ツーリングでも利用しています。
毎回ながら 交通量が少なく走りやすいが、これじゃ赤字路線かも、

大洗ICから一般道を行くと、大洗海岸が見えてきました。
そこは人気の海水浴場と漁港があり、茨城県屈指の観光地です。

正面に大洗マリンタワーが見えて来たので一休みします。
これは大洗のシンボル、高さ60mからの眺望が楽しめました。

そして海岸線に少し走ると 今日の宿はありました。
バリアフリーで車イスでも大丈夫、お年寄りに優しい宿です。
まずは 女性SFが障害者用リフトの使い方を説明してくれました。

部屋は看護用ベッドに和室付きのゆったりした特別室です。
ベッドから浴室まで天井のレールでリフト移動が可能、母の入浴も楽々です。

窓から那珂川の流れと鹿島灘も見渡せ、けっこうな景色です。
そこに掛かるは開門橋、その先に那珂湊の「おさかな市場」も見えます。
人気の魚市場なので、帰りに立ち寄ることにします。

それでは、風呂へ行ってみます。
大浴場には誰もいない、耳を澄ますと 何とも不思議な音がする。
どうやら溢れた湯のしずくが排水管から落下する音、まるで水琴窟だ!
偶然か?粋な計らいか?何んとも風流な音色、これは癒しの音です。

湯は無色透明でさらさらした感じ、
成分表には光明石温泉と書いてある、丁度いい温度で手足伸ばしリラックス出来ました。

露天風呂は小ぶりながら天然温泉・大洗源泉が注がれている。
湯は滑らかな肌触り、頬に当たる海風も心地いい。

外はまだ明るいので 川辺を散策してみます。

宿の裏手は那珂川、そこで おじいちゃんたちが釣りをしている。
聞いてみると、投げ釣りでワカサギや カレイが釣れるというから 連泊で過ごすのもいいかも、

その先は桜の公園、まだ若い木で 1分咲き程度でした。
数年後には立派な桜の木になり 花見の名所になるかも、今後楽しみです。

だが、そこには妙な立札が、
どうやら、まむし様がお出ましになるようだ。
イラストは愛嬌たっぷりだが 噛まれたら大変、これは命がけの花見になりそうだ。

さて お待ちかねの夕食の時間です。
和食は季節をいただく料理、旬のアンコウとは贅沢です。

身は柔らかく旨みたっぷり、鍋のしめは生玉子を散らし雑炊に、
凝縮されたアンコウのエキスがいっぱい、母も目を細めている。
どうやら喜んでいただけたようで良かった。

2日目の朝食はバイキング、料理コーナーには和食や洋食が所狭しと並んでいます。
ここは漁師町、刺身・焼魚・ぶり大根など魚料理もたくさんあり満腹です。

今日は母が好きな水族館へ連れて行きます。
それは「大洗アクアワールド」、宿から車で10分で到着、係の方が障害者用の駐車場へ案内してくれた。

そこからスロープとエレベーターを使い車いすで館内へ、
館内入口のスタッフがドアを開け、チケット売り場まで案内してくれた。

スケジュール表を見ると、間もなく「アシカとイルカのショー」が始まります。
入場口へ行くとスタッフが、障害者用の席まで案内してくれた。親切な対応に感謝です。

そしてユーモアたっぷりのイルカショー、無表情の母もこのときは笑顔が見られました。
その後は水族館巡り、母も興味深かそう 明るい表情です。

特にマンボーや深海魚など、初めて見るものも多く十分楽しめました。

時刻は午後1時過ぎ、では館内で昼食にします。
フードコートは海の幸が勢ぞろいだ、
ここはやはり海鮮丼、母も「おいしいね」と喜んでくれた。
その後、宿に戻り昼寝です。

そして3日目、今日は隣町の那珂湊で買い物をして帰ります。
では朝食をいただき午前10時 チェックアウト、
開門橋で那珂川を渡ると那珂湊の町、そこに「おさかな市場」はあります。

那珂湊は遠洋漁業の基地として豊富な魚が水揚げされるといいます。

ここは規模も大きく関東屈指の観光市場、観光バスもやって来る盛況ぶりです。
だが朝早いせいか観光客はまばら、ゆっくり見てまわれそうだ。

すると、中から威勢のいい掛け声が聞こえてきます。
一歩市場内へ入ると新鮮な魚や貝類が目白押し、観光客はどれにしようかと 品定めをしていました。
そこでマグロの刺身と 好物のエボダイの開きをお買い上げ、これは晩酌が楽しみだ!

では出発、那珂川を渡ると大洗の町に入りました。
漁港の隣はフェリーターミナル、北海道-苫小牧航路のさんふらわー号が発着します。
憧れの北海道、一度はバイクを積んで行ってみたい、

目の前に「めんたいパーク大洗」が見えます。
ここは九州福岡の「かねふく」が運営する明太子専門のテーマパークだとか、
屋根の上に大きな明太子のオブジェ「タラピヨ」が目印です。

駐車場は観光バス用も有りかなり広い。
大洗では人気の観光スポットらしいので立ち寄ってみます。

店内は直売所と工場見学に分かれていました。

売店には真っ赤な明太子が並び色合いもきれい、
種類も色々あり、みなさん迷っているようでした。

ここは工場の直売店、出来立ての明太子が試食も出来ます。

その工場は 無料で見学することが出来ます。
清潔感のある工場で 明太子が手際良く箱詰めされていきます。
何んと1日で5トンも生産するというから驚きです。

通路の壁に色紙が貼ってある。
サインを見ると、千葉テレビの番組「週刊バイクTV」の 末飛登さんと藤原明子さんだ。
ツーリングで大洗まで遠征していたとはね。

そして大洗から北関道・常磐道・圏央道と乗り継ぎます。
途中、茨城県の牛久に差し掛かると「牛久大仏」が見えて来ました。
高さは120m、世界一だという立派なものです。

そして施設に到着、すると職員さんが駆け付け 母を車イスに乗せてくれます。
母はどことなく微笑んでいるかのように見えました(368km)

今回は旬のアンコウがいただけ、母も「おいしいね」と喜んでくれて良かった。
間もなく桜の季節、次は花見に連れて行ってあげたいものです。

道中、カラフルなバイクをたくさん見かけました。
皆さん どこへ行くのかな? 私もバイクで走りたい。
茨城~福島は交通の便もよく絶好のツーリングコース、温泉巡りでもしようかと計画中です。
おわり

コメント(全4件)

NINJA BAKAさん
あんこう鍋ですか!僕、未だ食べたことがありません。
義母さん、ものすごく喜んで下さったんですね。喜んで頂けると、こっちまでうれしくなってきますね。
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杉さん
NINJAさん こんばんは
アンコウおいしいですよ。
妻は福岡小倉の出身です。下関のフグが一番かな? また関アジ関サバを始め九州はおいしいものがたくさんありますよね。うらやましい限りです。

今回、義母は喜んでくれて良かったです。だがそれも一瞬で忘れてしまいますけど。
老い先短い母です。少しでも楽しませてあげたいと思っております。
NINJAさん いつも温かいお言葉、ありがとうございます。ではまた
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hiroさん
こんばんは、そしてお帰りなさい。
とん丼にあんこう雑炊に、とても美味しそうです!
春の桜の季節にご旅行ができて、お母様も喜ばれたことと思います。
バイクと向き合うひとりの時間も、家族と一緒に過ごす旅行も、どちらも掛け買いのない大切な思い出ですね。
圏央道が開通して、常磐、そして東北は身近になりましたので、ツーリング・コースとしてプランを考えてみます!
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杉さん
hiroさん こんばんは
思い出作りは旅行がいいですね。今回は忘れられない思い出の旅になりました。
おいしいものもいただきとっても楽しい三日間でした。
次はバイクでお出かけしますよ。
hiroさんがおっしゃる通り茨城経由でのんびり行こうかと思っています。
天気次第ですけど。ではまた
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