一日目
日の出が遅くなったと感じる午前5時に出発!思い付きで決めたので 今夜泊まる宿も前日の深夜に決め、殆ど仮眠といった感じなので、身体が目覚めない・・・
高速道路走行中、寒い・・・
ヤベ、真夏の装備!メッシュジャケットで走り出してしまった。日が出てくれば暑くなるだろう事を期待して、取り敢えず、小雨用の合羽着用
山陽道の流れは速い 120km/hで流れに乗る。稀に140km/hで流す車も居て、当然後ろに付く。
走行距離200kmを過ぎるとサービスエリアで給油と休憩
休憩しすぎで、九州に入ったのが昼過ぎ、宿到着3時!チェックインは4時からとの事でならば 高千穂峡へ行ってみよう!
高千穂峡ではTVで観た滝の下を!と、思ったが満水の為 ボートは中止との事。
おかげで、独りでボートを漕ぐ可哀想な老人という目で見られずに済んだ(笑)
観光なのだと言い聞かせ、暴走せずに 車列に準じて走る。1000km強を走行しているのに 特に疲労感はない。大型ならもっとラクチンなんだろうなぁ・・・
ふと、昔を思い出し、サーキットの方が疲れたなぁと。半日走っただけでヘロヘロになったけど、15時間はなんやかんやで動いているのに元気だし、まだまだ動ける。まぁ、走り方が全く違うから比べるのも変だけど

夜! 真っ暗闇 街灯も無い・・・
鳥目故に全く見えん!ライトの照射角が悪いのか、バンクさせると道が消える!地味に対向車が来るので上向きのままにも出来ず、不覚に4輪に先を譲る始末・・・情けない・・・

闇の中をやっとの思いで宿に着き、温泉につかり のんびり のんびり

二日目
昨日の闇夜でシールドにこびり付いた虫の亡骸を排除!
いつも、6時には目覚めるのに8時に起床!朝湯につかり、今日はのんびりと農村巡り!
そうだ!今回のツーリングの目的はこれだった(笑)
竹田市役所で事情を話し、同性の多い村を訪ねるとナント 宿泊地である事が判明!
宿を決める際にも、一番最初に出てきたのがこの地域!温泉だからなんだと気にもしなかったが、偶然が重なると因縁を感じざるを得ない。
支所(村役場と言わないらしい)にて、同性の多く住む集落を訪ね地図まで貰い集落を尋ねる。
タンクバックに写真楯を置き、落とさぬ様ゆっくりゆっくり巡る。
この速度で走れるんだったら、限定解除の一本橋も楽勝かな等と余計な事を妄想しながら走行・・・すると、神社を発見!吸い寄せられるように神社へ。すると完璧だった一本橋走法だったのにいきなりエンスト・・・
「ハイハイ、ここに来たかったんですね」ってなわけで、降りて一服。そして最初にアップした画像となる記念写真をパチリ!
早めに宿に戻り、温泉を満喫。日に2回以上風呂に入ると、ネズミに鼻をかじられるぞ!って大昔言われたことを思い出しほくそ笑む。
夕食は10分ほど離れた食事処でご当地の食材で作られた定食!
ゆったりしていると言うか都会で慌しく生きて来たせいで、料理が出て来るまでの時間が長く少しイラついている自分が居て情けなく思う。
料理を堪能し表に出ると 闇
霧で月明かりも無く、遠くの民家の弱々しい灯りだけで街灯も無く、足元のアスファルトがなんとなく見えるだけ。
右は河川、左は田圃。漆黒の闇の中を一歩一歩確かめながら歩く
都会の明るさの中でしか生きて来ていない自分には初体験の出来事。都会の『当たり前』が届かぬ地区に居る事を嫌が応にも体感してしまった。同じ国内にいるのに・・・
冷や汗と油汗をかいたので三度目の温泉へ・・・
そして、早めの就寝

三日目
本日は大阪に帰るのみ!面倒くさくなったら途中で泊まる事も可。
だったら、九州ツーリングに来たんだから阿蘇山へいかなくっちゃ。
阿蘇の道は楽しい。中速から高速コーナー。景色も最高!よせば良いのに、2週も回ってしまった(笑)
こちらのドライバーは、すぐに道を譲って頂ける。車の後ろでゆっくり景色を堪能しようと思っていても、譲られたのにゆっくり走るわけにもいかず、景色を楽しむはずが、走りを楽しんでしまった。
途中で皮ツナギに身を固めたライダー達が休憩している脇を景色を堪能したいのに 必死コイテ走り抜ける。平日の早い時間なのにツーリングライダーがいた。が、みんな九州ナンバー。東京人なのに何故か『なにわ』ナンバー舐めんなよ!ってパスして、左手でご挨拶。しかし、地元ナンバーは手強かった。何台かは攻略出来たが、1台には千切られた・・・排気量の差では無く、彼は美しかった。技術でも敵わなかっただろうな。俺は年寄りだし、若いもんには敵わんと、都合が悪くなると齢のせいにする(笑)
あーあ、横目のチラ見でしか阿蘇の景色が見られないで終わってしまった。
ついでに熊本城を観光し、12時に熊本城を出発
九州自動車道は直線も多く、メーター振り切り走行を楽しむ。今回はフルフェイスなので、シールドが顔面に張り付く苦痛を味合わずに済み、全開~ ポンコツZRX 良く走った!息切れすることも無くスロットルに反応して、良い感じ。
お前は走る為に生まれて来たんだもんな!
と、勝手に決めつけかなり無理をさせたと思う。
自分の馬鹿さ加減に呆れつつ、高速でバンクさせても安定しているZRXに少々驚きを感じながらも、アクセルオン・・・
給油でやむを得ずピットイン(笑)。燃費やタイヤを考えながら走らずに良いのだから一般道の方が楽だとか、大昔の事を思い出しながら・・・
ン?何やらミラーに写る車両を発見!この速度で追いついてくる車?不吉な予感!思いっきり法定速度まで減速し走行車線に!
的中!
白と黒のツートンの赤灯を屋根に背負った車だった。間一髪、セーフ
追尾された時間は無かったはずなのに、赤色灯を回し 何か言ってる?
『スピード出すなよ!』だと(笑)
残念でしたとばかりに、パトカーに向かってピースサイン!
睨まれた・・・
パトがSAに入らないのを確認して 自分はゆっくり休憩をす
その後は何事も無く、22時頃に帰宅!途中休み過ぎたのか10時間もかかってしまった。
熊本城での観光時間を除いても、13時間は走っていたわけで、それも街中以外は高回転
頑張ったなZRX!
抜けが良くなって、下のトルクが無くなってしまった・・・・

後日大阪人の同僚に、大阪人はカーフェリーで行くのが普通だとか。陸路で行くのは、馬○か、気○いだと大笑いされてしまった。それも、400ccで、50過ぎたオッサンのやる事じゃないと・・・・
急かされるように夢枕に立たれたのだから、プランの余裕なんかなかったし、陸路派の東京人にはカーフェリーなんて想定外サネ

その後もZRXに異常なし。オイルとエレメントを交換したら更に調子良し。ストレス無く吹け上がるようになりましたよ。
やっぱり、お前は走りたっかたんナと、又、勝手に思い込む(笑)