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ラスカルさん

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  2013年06月10日

クラッチ滑りとプラグコード不良だと思えば、エンジンブローだったでござる

■車種名
HONDA CUB [カブ]
■Myバイク
空色号
■難易度
中級
先日のタペット調整の後、
シフトペダルがお亡くなりになるトラブルからも復帰したカブに、今、最大のピンチが!!

マンガかアニメの煽りの様に切り出してみました。

先日の作業後、ついでにプラグを点検したところ異常にカブリ気味で付着物が多い。
しかしエンジンは一応良く回っているし・・・、などと思っていた矢先に始動困難に。


狙い澄ましたかの様に打ち続くトラブルに戸惑いつつ、
予定されていた某イベントに参加する前に問題解決が出来れば御の字。

取り敢えず原因を探るべく、作業に入ってみたのだが・・・。

先ずは気になるのが、キックペダルの妙な手応えの無さ。

これには二つ程の可能性が考えられるが、以前50ccのエンジンで経験した症状に習い、
クラッチが滑り気味でキックの回転が十分伝わってないのではないかと疑ってみた。

実に久しぶりのクラッチ調整。
しかし・・・、殆ど調整位置が動かずに、どうもコレが原因ではないらしい・・・。

次に疑ったのが、考えにくい事だが、
着脱したプラグ回りからの圧縮漏れ。

そこで難にでも使えるお役立ちアイテム、
マスキングテープで風読みのビラビラを付けてみた。
これでヘッド付近からの圧縮漏れがあれば、
テープがはためいて異常を知らせてくれる・・・筈。

無反応。
どうやらそれでもないらしい・・・。

と、もう一度プラグを外してみようと手を触れた途端、
ポロリとプラグキャップからコードが外れた。

って云うか、感覚的には落ちた。

近付いて覗き込んでみると、
旧くなってカチカチのコードがキャップから外れかかって接触が不完全になり、
芯の銅線周りのゴムが溶けてタール状になっていた。

ははン、コレが原因かぁ?

仮にエンジンが掛かっても、スロットルを当てていないと直ぐにストールするとか、
ボンボボボボ、ボロンボボボボボボ・・・とオンボロな2stにも似た安定しない排気音。
点火系の不備ならば、なるほど理解が出来る。


しかしこの時点で、
キックペダルの異常な軽さについてはすっかり失念していたのであった(苦笑。

HONDAの旧車の部品にとって、
名刺代わりとも思えるHMマーク入りのプラグキャップ。

カブ用のパーツ等でもっと色鮮やかなコードにキャップが売られているが、
ココだけは残しておきたい拘りポイント。

他の部分のゴム部品が悉くカチカチにひび割れるなど劣化しているのに、
何故かここのコードの受け側とプラグのチャック側の口ゴムは、柔らかいままだった。
素材が違うんだろうが、どんな風に違うんだか?

コード側の差込口。

タール状に溶けたコードのゴムが、さらに炭化して差込のニードル?
にこびり付いている(汗。
これは酷いわ・・・。

プラグのチャック側の口ゴムを外したところ。

こちらも全体に薄くサビの粉がへばり付いて、
電極辺りに溶接で飛び散るスパッタ?とか云うヤツに似た、
金属のニキビみたいなのが・・・。

多分、ここでもスパークしてたんだろうな(汗。

こんな事もあろうかと、と云う訳ではないんだが、
プラグコード類を変える時の為に用意しておいたハイテンションコードと、
コードのジョイント。

色の方はこの際妥協すると云う事で・・・。
他のはみんな蛍光カラーとかだったような気がするから。

ウルトラシリコンコードとやらの断面。

純正が銅の太めな縒り線だったの対して、細い芯線が通っている。
まぁ、伝導や抵抗の効率から云えば、
伝導性が良くて細い方が抵抗が少なくて良いみたいだけど・・・。

溶けて炭化している純正のコード。

ははは、比べるのも馬鹿らしいくらいコレよりは何でもマシって感じだね(笑。

今回気にしていた点は、当面問題のあるプラグキャップ周辺の長さだけ切り出しても、
IGコイルから直にコードを繋いでくる分が残るかどうか?だ。

今回のような応急措置で残りの分が使い様が無い状態になるのは、余りに勿体無い。
んで、これくらいの長さがあれば十分な余裕はあるので、安心。

分解工作開始。

そう云えばプラグコード弄るの何時以来だっけ?
ひょっとしたら二十年近く振りかもしんない・・・。

溶けてこびり付いたゴムをナイフで削り、
歯医者の道具の様なピックアップツールとやらの鉤先で掻き出す。

モリモリ出てくる(笑。

これくらい掻き出したらイイ感じだろうか?

コレならば導通を妨げるほどではない筈・・・。

さて?いよいよ二つを繋ぐ作業が・・・。

って、カタい!!

太い銅の縒り線に突っ込む為のキャップ側の太っといニードル?が、
細くてキツキツなウルトラ某の中に入らない!!
このコード、全体は柔軟なのに白い部分が異様に硬くて、
持ち前の馬鹿力を発動しても中々入らない!

どれくらい馬鹿力かと云うと、
直径がM6からM10くらいまでのボルトなら素手で締めても、
仕事仲間がレンチを使わないと緩まないくらい。
なんだけどなー・・・。


きっと現代のプラグキャップのニードル?部分はもっと細いのか・・・?
それとも何か作業手順を間違ったんだろうか?

何とか仕込む事に性交。
ちょっと待て、何で仕込みでもなんでもなく誤変換する、わしのPC。


確かに時代小説とかで性的調教の事を"仕込む"とか謂う事があるが、
変換ソフトが前後の文脈を深読みし過ぎる事とかあるのか・・・?

無論、仕込む事に"成功"ですとも!

コードの取り回しチェック。

どれ位の長さでカットすべきかの判断に。

ナイフで切ろうとしたら、
刃が鈍っているナイフでは意外に手強いので強力挟みでカット。

しかし流石に、コレでステンメッシュホースとかは無理だろうなー・・・。

カット断面。

7本の銅線が縒り合わさっているのが判る。
コレならば、さっきの太っといニードル?でも難無く刺さるわな。

そのままではジョイントに入らないので、外側の保護チューブを削り取る。

こう云う時はナイフの方が便利。

綺麗に剥き出しました。

既にココも硬くなっているが、それでも保護チューブに覆われていた分、
黒々と昔の色を保っている。

3ピースで構成されるジョイントのカバー部分を先に通して、
ジョイント本体を通す。

やっぱりさっきの様な太いニードル?部分ではないので、
スッと連結出来る。

なんとも大げさと云うか、不恰好と云うか・・・。

見てくれは燃料ホースのフィルタの様だ。

もう一回長さの確認。

コードを一旦下に回すのは、
キャップの継ぎ目部分から浸水しない様にする用心かね?

もう一回カット。

今回もカタいのか?カタいのか?

3ピースから成る、ジョイントのカバー部分。

多分防水と絶縁用なんだろうが、念の入った構造だわ・・・。

さて、作業終了!
コレで元通り元気に走るはず・・・って、アルェ?!


相変わらずキックの手応えは緩くて、アイドリングは安定せず、
排気音はおかしいしマフラーから派手に白煙が!直後には黒煙が!!

黒煙を吹いてるところを写真に収めようとしたものの、
カメラを構えた時にはエンジンは止まっており、その後掛かることは無かった・・・。

こりゃーダメだ、イベントには参加出来ねー・・・。


以前から白煙は多少吹いていたので、オイル上がりか下がりかしている節はあったのだが、
オイルの継ぎ足しで走れるので様子見で走っていたのだが、決定打が出たか・・・。

キックしても手応えが軽いので、圧縮が抜け気味なのはほぼ間違いないだろう。
プラグが全体に湿っており、電極部分に堆積物が多かったのも、
燃焼室内にオイルが侵入していた事の証左であろうし、するとピストンリングが割れたとかー?
吸気側のバルブガイドからオイル駄々漏れで、燃焼室内に侵入とかー?
リングは無事でも、排気バルブに異物噛みこんで圧縮抜けまくりとかー?
それとも全部フルコースでその上デザート付きとかー・・・?

いかんな、予断は禁物だ。
取り敢えずエンジン下ろして現状の確認して、元々着いていた50ccエンジンを復活させるか、
クランクケースがオイル漏れの元凶じゃなきゃ、このまま70ccをOHして動かすか?
手を着けてみな判らんねー・・・・・・・・・・。

転んでも只では(ry・・・

ついでだから、何れの際にリペイントをする計画があったので、
目立たない所でタッチアップペンを使って、
現代の純正色に適合する物があるかどうかを確かめたい。

レッグシールドに隠れるフレームパイプに、
大雑把にサビを落としてタッチアップしてみる。

ぬーん・・・。

やはり現代のパールコーラルリーフブルーでは合わなかったか・・・。

多分時代的にも近いので、CB750K0に使用されていた様な空色メタル色だと思うんだが、
同系色のリペイントを扱ってるペイントショップを頼らんと、同じ色にはレストア出来ないかねぇ・・・。

この日の最後に、充填式パーツクリーナーの圧縮エアブローモードで、
一体内圧がどれ位の圧力になっているか確認してみた。

このボンベの最大設定圧力は6.4kg/cmの様で、
それ以上になると安全装置のブローオフバルブが作動するらしいが・・・。
手動のミニポンプでどれ位の圧力になるか?
本気で限界まで充填してないので、3kg/cm程度だと思っていたが・・・。

案外4kg/cmの目盛りまでのエアゲージを振り切ってしまった。

それでもエアダスターとしての使用が出来るのは短い時間に留まるので、
あくまでパーツクリーナーとしての使用以外は、非常用の裏技的なものか・・・。


嗚呼、コンプレッサーは偉大也。
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