購入動機・用途・比較車種 |
GL1800からの乗り換え。GL1800はツーリングには最高だったが、いかんせんそのボリュームや車重のため取り回しに苦労があり、とくにツーリング先でのちょっとした寄り道や酷道の探索などに難を感じていた。そんなとき、GLに比べて排気量、気筒数、車重がちょうど半分のダウンサイジングに当たるトレーサー900が候補として浮上し、行きつけのショップにスタンダードバージョンが展示してあったため購入した。 |
長所・満足な点 |
用途は日帰りから数泊の長距離ツーリングがメインのため、購入動機で挙げた軽さや取り回しの容易さ、走りの軽快感に満足している。3気筒エンジンの特徴は2気筒と4気筒の良いとこ取りと言われるが、その荒々しさとスムーズさの両方を感じさせる走りも変化があって飽きがこない。積載性についてはオプションのエアロサイドケースとデイトナマルチウイングキャリア+トップケース、さらに後部座席への積載で対応、前車GL1800の積載量にも引けをとらない。 トレーサー900には上級バージョンのGTがあるが、GTに標準装備でスタンダードバージョンに後付けできないクルーズコントロールは、以前乗り継いだ数台のバイクでの経験上、あれば便利という程度で、下道中心の自分のツーリングスタイルには無くてもOKだったし、同じくGT標準装備のクイックシフターもアシスト&スリッパ―クラッチによってもともとクラッチ操作がかなり軽く、自分的にはクラッチ操作がライディング時の条件反射のようにもなっているため、取り立てて必要ないと考えている。 燃費はロングツーリングではコンスタントに25~26km/L走ってくれるため、航続距離も満タン400km以上は見込め、ツアラーとしては満足している。 |
短所・不満な点 |
短所ということではなく用途上の向き不向きになるが、トレーサー900ではパワーモードが3つ(A,B,スタンダード)選択できる。 Aモードはパンチがあり反応がダイレクトな反面、スロットルコントロールにシビアさが必要で、ロングツーリングでは使いづらい。Bモードは回転上昇がもっさりしていて走りのパンチはないが、長旅ではスロットルコントロールに気を使わせない穏やかな反応が楽で良い。その中間がスタンダードで、日帰りツーリングでは主にスタンダードを使っているが、加減速が頻繁な一般道ではアクセルのツキが適度で、バイクを主体的にコントロールしている実感が得られる。このへんのモードによる一長一短を理解して使っていけば問題はない。 主に欧州など海外市場メインの車両設計なのでサイドスタンドの傾斜が右側通行に合わせた角度になっていると思われる。荷物満載で左側路肩に停めるときに路面の傾斜も相まって停車姿勢の傾きがかなり寝るので、(実際にそんなことはないが)そのまま倒れてしまうのではないかと心配になることがある。これはアールズギア製のサイドスタンドエクステンション装着で解消した。 |
これから買う人へのアドバイス |
軽くて走りが良くそこそこパワーもあるツアラーを求めている人、現在の愛車(ツアラー)の重量やボリュームを持て余し気味になっているベテランの人、日本メーカーの信頼性と価格のバランスを考えている人、などには絶妙な立ち位置にあるモデルだと思う。 |
今後のカスタムプラン |
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