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さの~んさん
2016/06/09 09:43
同様の性能を持つソケットとしてSK11の『ボルトキャッチソケット』やKokenの『ナットグリップ』、そしてFPCの『キャッチングソケット』がありますが、SK11以外は実際に購入したので、今回はKokenの『ナットグリップ』をインプレしたいと思います。
はっきり言って、どれも同様のコンセプトの下で設計されているので性能に大差はありません。おそらく一番安価なSK11も問題ない性能を備えていると思いますが、違いは質と耐久性でしょう。プロの整備士でもない限りはSK11を試してみて、気に入ったら有名ブランドの物を購入するのがベターかと思います。
他社メーカーと異なり、ナットグリップのみ全面が梨地仕上げとなっています。メッキと違い微妙な凹凸があるので滑りにくく、清掃のしやすさより工具としての使いやすさを考慮した結果だと思われます。
また、ナットグリップのみ6.3sqサイズが用意されており、バイクの車載工具としても最適です。これなら出先での修理中にボルトを紛失して帰宅不能となるトラブルを未然に防げます。
ただ気になったのは、SK11と同様の棒スプリングを巻きつけたデザインです。それらの外観があまり美しいとは思えなかったのに対し、TONEやFPCは板スプリングを採用しており、個人的には板スプリングのデザインのほうが気に入っております。
ですが、個人的にお勧めなのはFPC製になります。何故かというと、SK11やKoken、TONEのどれもがナット単体をソケットから外しにくいという性質を持つのに対し、FPCは半球状の窪みがあるスプリングが回転してボールにかかったテンションを解放することができ、ナットを簡単に取り出すことができるからです。ナットが取り出せないのは意外とストレスを感じますし、実際にナット取出し用のボルトを用意する必要も生じます。
あくまで個人的な意見ですが、ソケットとしての性能と品質を順位づけすると(1)Koken(2)TONE(3)FPC(4)SK11となり、グリップ機構に着目すると(1)FPC(2)(3)がkoken・TONEのどちらか(4)SK11となり、サンデーメカニックとしてのコストパフォーマンスは(1)SK11(2)(3)(4)はKoken・TONE・FPCのどちらか と言った印象です。
狭い箇所での作業が多く、ボルトが落ちると大参事になるような箇所では必携とも言えるこのタイプのソケットは意外にも選択肢が多いので、質や価格を検討して好みを探してみて下さい。
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