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ジェロニモさん
2020/07/03 21:06
1990年式のCBR400RR(NC29)に使用したインプレです。
もはや旧車の域に達したレーサーレプリカですが、汎用部品を除き専用設計の部品はもはやメーカーから出ない事が多くなりました。ラジエーターホースも例外ではなく、残念ながら現在ではよっぽどの工夫や根気がなければ純正部品オンリーで修理するのは不可能と言えます。
私のNC29も圧力が掛かりやすいサーモスタット付近のホース継ぎ目からジワジワとクーラントが漏れ出し悩んでいましたが、サムコスポーツからシリコン製のラジエーターホース一式がラインナップされている事を知り、今回修理を兼ねて購入してみました。
使用にあたりシリコン製のラジエーターホースについて軽く下調べをしたところ、安価で造りの良くないものは密着性に難があり純正ホースよりも漏れやすい場合があるなど不安になる記述も散見しましたが、私の場合30年ものの劣化した純正ホースを使い続けるよりはマシだろうと期待を込めて到着を待ちました。
サムコスポーツのホースはカラーリングも様々でカスタム的要素も強く、迷いましたがエンジン周りはシルバーとブラックを基調にシンプルに組みたいのでブラックを注文。ちなみにサムコスポーツの定番カラーはブルーだそうです。
納期はWebikeでは最短2ヶ月とありまして、時世を鑑みてももっとかかるかなと思いましたが逆に早まり1ヶ月と少しで届きました。(ちなみにカラーによって納期も違うらしいです)
届いた製品を確認したところ、ほぼハンドメイド品らしいのですが造りに関しては特に文句も出ない、良好な仕上がりでした。車体に仮組みしたところ、少なくともNC29用は純正ホースの複雑な形状を忠実に再現しており、関心しました。
実際にホースの交換作業をセルフで行いましたが、古いバイクのラジエーターホースは固着や硬化、滲んだクーラントのカスの除去などが作業の8割で中々大変でしたね。特にフルカウルのレーサーレプリカは軽量化と小型化が大事ですので整備性も悪く、結構苦労しました。単純にラジエーターホースの交換作業と言ってもそれに付随する小さなパッキンやシールは同時交換すべきで、素人が短時間に終えられる作業量ではないので、自信がない方や整備スペースが取れない方はプロにお願いした方がベターかなと思います。
組み付けてクーラントを入れ、エア抜き、エンジン始動させ、作業ミスがないかチェックします。問題がないことを確認し、後日さらにテストを行います。高回転、渋滞路で水温を上昇させウォーターラインに負荷をかけ漏れや滲みがないのを確認し、ハラハラしながらも300kmほど走行し、無事修理が終わったことに安堵しました。
長い目で見た耐久性に関しては言及できませんが、今後も定期的にホースバンドのトルク管理や継ぎ目のチェックを行えば問題なく使えそうです。古い水冷エンジンのバイクの部品をこうして作ってくれることは本当にありがたいですね。できれば純正品で修理したいですが当面は乗り続けられそうでホッとしています。
さて、今回サムコスポーツのラジエーターホースを試してみた訳ですが、不満がない訳ではありません。
◆値段
ハンドメイド品で造りの良さは感じますが、ホース一式で4万円というのは結構高い気もしました。
◆納期
海外生産品でなおかつハンドメイド品なので1ヶ月というのは仕方ない気もしますが、直ぐに修理できないのはちょっと残念でした。
◆説明書無し
ホースの交換は似たような形のホースを1本ずつ換えれば問題なくできますが、NC29はホースの本数も多く確認作業も結構な手間ですのであるとさらに嬉しかったですね。まぁ無くても困りませんでしたが。
以上、長くなりましたが総合的には満足しています。大切な愛車に可能な限り長く乗りたい。その想いはバイク好きなら誰もに共通すると思います。古いバイクの部品をこうして作ってくれているメーカーがある事にありがたみを感じずにはいられません。
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