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5台
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59人

浅間・白根火山ルート/(1泊2日)軽井沢ツーリング

ツーリング期間
2012年08月31日 ~ 2012年09月01日
車種名
HONDA CB400スーパーフォア
Myバイク
CB400SF-V2
走行距離
535km

はじめに
朝、セミの鳴き声で目が覚めました。
カーテンを開け外を見ると青空、いい天気です。

今日は休日 しかも3連休、どこか涼しい所へ行ってみようか。
避暑地といえぱ、軽井沢が思い浮かびます。
では、軽井沢へコーヒーを飲みに行って来よう。

まずはホテルの予約、ところが軽井沢はどこも満室です。
ほかを探すと、万座温泉のホテルが予約出来ました。

今回は万座温泉に1泊し、その帰りに軽井沢へ立ち寄ることにします(2012.08.31)

1日目 碓井バイパスと鬼押しハイウェイで万座温泉へ

さあ、準備をしよう。
ナビ・カメラ・着替えに雨具も、そして駐車場でバイクに荷物をくくり付けました。

今日は東関道-首都高-関越道-上信越道と乗り継いで行きます。
東関道は平日なのでトラックが多い、これは景気のバロメーターです。

浦安辺りからは流れが悪くスローダウン、
そして葛西(かさい)から中央環状線を北上、左手のスカイツリーを横目に走ります。

今日は日差しが強いものの、幾分蒸し暑さが和らいだ感じ、
もうすぐ9月、秋がそこまで近づいているようです。

そして外環から関越道に入りました。
今日は金曜日、平日なので交通量は少なく順調に流れます。

しばらく走り上里(かみさと)SAでカフェタイムです。
バイクを止めると、外人さんが近づいて来た。
中年で浅黒くがっしりした体格の男性だ、ちょっと怖そう。

すると「スミマセン、コノサキデ、イイトコナイデスカ?」と聞いてくる。
車に目をやると、老夫婦と中年の女性が乗っています。
車はグリーンのヴィッツ、顔はいかめしいが車は可愛らしい。

話によると、千葉県の鎌ヶ谷でインド語の塾をやっているという。
今日は、家族サービスでドライブに来たらしい。
そこで避暑地「軽井沢」を紹介してあげた、楽しんでくれるかな?

別れ際に名刺を出して、「本場のカレーをご馳走します、家に来て下さい」と言う。
そして、四人揃ってお辞儀をして走り去りました。

さて、私も出発しましょう。
関越道から上信越道へ入り、軽井沢方面へ向かいます。
右手に藤岡の街並みが見える、遠くの山々も見渡せ素晴らしい眺めです。

松井田妙義ICで高速を降り 中山道(18号線)を行くことにしました。
そして横川で旧道と碓井バイパスに分かれます。
旧道は以前走ったので、今回は新道の碓井バイパスを行きます。

道巾も広く 良く整備された高速コーナーが続きます。
ちょっとハイスピード気味に、追い越し車線をかけ抜けます。
バイクの醍醐味と、スリルが楽しめる私の好きな道です。

登り切ると、視界が急に開けました。
「おぉっ軽井沢だ」思わず叫んでしまう。
この辺りは「南軽井沢」、広々した高原の雰囲気です。

これから山岳へと向かうので、駅前通りのスタンドで給油をします。
給油を終えると、「どうぞ中で休んで行きませんか?」と、
優しい言葉に誘われ、事務所へ行くと、奥さんがコーヒーを入れてくれた。
軽井沢の話を聞き、ゆったりした時間を過ごしました。

では、万座温泉を目指します。
道中には浅間山が見られ 快適なツーリングコースです。

中軽井沢から、146号線を北上します。
塩壺温泉を過ぎると、登り勾配になって来ました。
右へ左へとコーナーが続き、バイクには楽しめる道です。

そして峠の茶屋からは、いよいよ「浅間・白根火山ルート」が始まります。
軽井沢から草津白根山までの全長60kmの観光道路、
浅間山麓の大パノラマを眺めながら走れる人気の快適ロードです。

浅間山といえば、かつてホンダのドリームとヤマハのYDSが戦った「浅間火山レース」が有名です。
そこで この地は「二輪ロードレース発祥の地」といわれているらしい。

まず、鬼押(おにおし)ハイウェイを走ります。
この道路は、プリンスホテルが経営している有料道路だとか、

静かな林の中に直線道路がどこまでも続いています。
路肩には芝生も植えられ、景色もいいので爽快感がたまりません。

信号が少なく路面も良くまさにハイウェイ、快適にクルージングします。

5kmほど走ると、「鬼押し出し園」があります。
ここも西武グループのプリンスホテルが経営しているらしい。
広い駐車場にはバイクも多く見られ、休憩ポイントとしても最適です。

そこには、ゴツゴツした溶岩岩石が辺り一面に広がり、その迫力に圧倒されます。
聞くところによると、約230年前、浅間山の噴火により流れ出した溶岩が固まったものらしい。
その溶岩越しに浅間山が望め、素晴らしい景色が楽しめます。

では、万座温泉を目指して出発します。
この道路は、景観のいい道路の称号「日本ロマンチック街道」に指定されています。

更に進むと有料道路「万座ハイウェイ」、森の中を走る快適なドライブウェイです。
辺りはシーンとして静か、そんな中 エンジン音だけが聞こえます。

嬬恋牧場を過ぎると登り坂になりました。
緩やかなコーナーとヘアピンカーブが交互に現れるテクニカルコース、
右へ左へと体重移動し、軽快に登って行きます。

そして、料金所を過ぎると間もなく万座温泉に到着しました。
ここは冷んやり涼しい!標高は1800m 天空の別天地です。

少し行くと硫黄の匂いがして来ました。
前方には噴煙が立ち昇っている、どうやらここが源泉地らしい。

万座の硫黄泉は、日本一温泉成分が濃いといいます。
適応症は呼吸器病に効果があるという、これは私にピッタリだ。
また、美肌効果もあり女性にも人気の温泉です。

温泉湧出量は日当たり540万リットル、湯量豊富だと観光協会は豪語する。
だが大分の別府温泉の4%に過ぎない、別府は日本一 凄いです。

では、今日の宿・万座亭へ行きます。
プリンスホテル前を通り、更に先へ行くとロビー前に到着しました。
部屋は8畳の和室、明るく落ち着いた雰囲気です。

では、風呂へ行ってみよう。
のれんをくぐると、おおっ真っ白だ!
これぞ 温泉、香りがいい 温度も丁度いい。
広い湯舟には天然温泉がかけ流し、最高の気分です。

夕食はレストラン会場でいたたきます。
ここは和懐石、料理がたくさん並んでいる。
オシャレな器に盛り付けもきれい、ビールも呑んで満足度100%です。

2日目 絶景の志賀草津道路から草津へ

万座の朝は、夏なのに少し肌寒いくらいです。
まずは、朝風呂で温まって来よう。

浴室へ入ると硫黄の匂いが立ち込めている。
聞こえるのは湯を注ぐ音だけ、ゆっくり体を沈め至福のひと時です。

そして10時、チェックアウト。
駐車場へ行くと、バイクが濡れて泥だらけです。
壁際に停めたので、昨夜の雨で泥が跳ね上がったようだ。

脇の水道をお借りして洗車。
きれいになり、相棒も気持ちよさそうです。

せっかく来たのだから草津へ寄って行こう。
ホテルを出て、志賀草津道路を東へ進みます。

登り坂で急カーブが続きます。
標高が高いので空気が薄いのかな? 相棒は苦しそうだ。
ヴヴヴォと、必死で坂を登って行きます。

そして登り切ると、「草津白根山」が見えて来ました。
登山道には「湯釜」へ向かう列が出来ている、みんなカラフルな衣装で華やかです。

道路を隔てた向かい側は「本白根山」、
この山は見晴らしが良く、絶好のハイキングコースがあります。
年配の夫婦がリュックを背負い歩いている、可憐なコマクサが出迎えてくれるでしょう。

その先は下り坂、ヘアピンカーブを幾つも下って行きます。
そこから白根山の麓が一望、グリーンの山肌は高原らしい雰囲気です。

更に下って行くと、「駐停車禁止」と標識が出ている。
その先へ行くと、硫黄の匂いが凄い、辺り一面 噴煙が立ち昇る様は地獄の様相です。

ここは「殺生河原」、硫化水素ガスが噴出しています。
危険なので立ち入り禁止です。

そして しばらく走ると草津の街に到着しました。
まず「湯畑」へ行ってみると凄い人出、やはり人気の観光地です。

さて おなかが空いた、食堂を探しに温泉街を歩いてみましょう。
白旗の湯・足湯・射的・みやげ物屋さんなどたくさんある、これは一日中遊べそうです。

すると有りました、そば屋さんです。
カツ丼も旨そう、でも草津はそばにします。
しっとり喉越しがよくおいしかった、職人の成せるわざです。

それでは、「鹿沢高原」へ立ち寄り軽井沢へ行きます。
そこの「ユリ園」では、見ごろを迎えたらしい。

まず、「志賀草津道路」で万座温泉へ戻ます。
そこから「万座ハイウェイ」を走り、嬬恋村(つまごいむら)にやって来ました。

ここには絶景の「嬬恋パノラマライン」があります。
広大な野菜畑の中を走る広域農道で、北ルートと南ルートがあります。

広々した高原の先に浅間山が望め、なかなかの景色です。
但し ここは農道、トラクターや農作業用車両を優先させます。

ここは四阿山(あずまやさん)の東麓に広がる高原です。
そこにある嬬恋村は「高原キャベツ」の産地として有名だといいます。

標高は約1000m、この気温がキャベツの育成に適しているらしい。
また、昼と夜の温度差大きいので、おいしいキャベツが出来るそうです。

この地を開拓にしたのは、敗戦で満州から引揚げ 帰る故郷の無い者が多くいたといいます。
当時は粗末な小屋をあてがわれ、ひたすら開拓に従事しました。
当初は電気も無くランプ生活、冬には布団に霜が降りたという。

理想の村をと農地開拓に苦労をした方々のことは忘れてはなりません。

嬬恋パノラマラインを下ると「田代湖」が見えて来ました。

そこから49号線で、鹿沢高原(かざわこうげん)へ向かいます。
この東御嬬恋線(とうみつまごいせん)は、森の中を走る快適ルートです。

そして、田沢湖から約6~7km走ると「嬬恋・鹿沢ゆり園」に到着しました。

ここではスキー場のゲレンデに植えられた、たくさんの「ゆり」が見られます。
面積5万平米に、50種 50万株もあるというから驚きです。

遥か先までユリの花が続く様は見事、
黄色やオレンジ色、ピンク色など、色とりどりの花を見てまわれます。
山ゆりが有ればもっといいんですが、

ここでは早咲きと遅咲きのゆりがあり、7月中旬から9月上旬まで開催されています。

では、軽井沢へ向かいます。
更に「東御嬬恋線」を南へ向け走ります。
木々の間を吹き抜けて来る風が、冷んやり涼しい。

休暇村鹿沢を過ぎ、しばらく走ると「地蔵峠」に近づきました。
すると、コーナーが次々現れます。
交通量は少ないものの、車線が狭いので対向車には要注意です。

ステップを踏み込みコーナリングを繰り返していると、大変なことに。
足の指がつった! 痛い。
バイクを止め、しばらく足をいたわります。 どうも疲れると、足の指がつってしまう。

そして、軽井沢に到着です。
駅前通りを右折して、踏切を越すと見えて来ました。
「軽井沢・プリンスショッピングプラザ」です。

そのまま進むと、入口に有料駐車場がありました。
すると、係りのおじさんが手招きする。
行ってみると「脇から入ってもいいですよ」、と中へ入れてくれました。
どうやら、二輪車は無料らしい。

さあっ中を見て廻ろう、しかし広い 中庭も広々です。
その中庭を囲むように、テナントが並んでいます。
衣料品・アクセサリー・特産品など様々な物が売られていました。

ブロック毎にお店の案内板があるので、店を探すのに便利です。
どの店も品数が豊富で彩りもきれい、見て歩くだけでも楽しい。

では、お目当てのカフェへ行きましょう。
案内板で確認して、しばらく歩くと見えてきました。

カウンターには、3人の女性SFが注文を受けている、皆さん美人さんです。
まずパンを選び 次にコーヒーを選びます。
それをプレートに載せ、席へ、

正面は大きなガラス窓、目の前には広い芝生が見えます。
子ども連れの家族、若いカップル、みんな思い思いに休日を楽しんでいます。

ガラスの向こうは憩いの広場、ガラスのこちらは くつろぎのカフェ、
ガラス一枚で別世界です。

外の明るい背景に、窓際の人がシルエットになっている。
これは巨大な絵画を見ているようだ、まるで巨匠になった気分です。

いい景色を見ながら飲むコーヒーの味は格別です。
いつまでも見ていたい素敵な窓、ここにしかない上質な時間に出会えました。

さあっ相棒よ 家まで一気走りだ。
スターターボタンをプッシュ、「ウオォン」相棒もやる気満々です。

まず碓井軽井沢ICから上信越道に乗ります。交通量が少なく流れは順調です。
すると前方の車がテールランプを点灯しました。
その赤いランプを追ってどこまでも走ります。

夕暮れのハイウェイ、街の明かりも灯り始めました。
空には星がまばたいている。
相棒と二人 ナイトクルージング、エンジン音も耳に心地いい。

今回は、憧れの万座温泉を存分に楽しめました。
色も香りも肌触りも素晴らしい、誰でも感動すること請け合いです。

また、日本屈指の湧出量を誇る草津温泉は人気の観光スポット、
湧き出る温泉の迫力に圧倒されます。

軽井沢のカフェでは、極上の時間と最高の空間を満喫しました。
コーヒーもまろやかで一味違う、また行きたくなる不思議なカフェです。

このツーリングでは自然の素晴らしさに触れ、充実した2日間になりました。
おわり

コメント(全6件)

キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
杉さん、どうも!
私、この方面は良く走っている筈なのに杉さんの話が新鮮だなと思ったら。
良く考えたらほとんど冬でした。(汗)
嬬恋のパルコールスキー場に前は良く行ってたので。(笑)
出来れば2泊くらいで、白根山、野反湖と、六合村あたりをゆっくりまわってみたいです。
私は人のいないところに行きたい傾向がある様で。(爆)
  • (0)
  • 返信
杉さん
キムさん こんにちは
バラギ湖からパルコール嬬恋が見えましたよ。大きなスキー場のように思えました。
キムさんは、雪山も林道も大自然の中を走るのがお好きなようですね。白銀も新緑も確かに素晴らしいです。
野反湖・六合村いい提案です。野反湖は行ったことないのですが秋には紅葉が見られそうですね。
草津と尻焼の温泉を満喫して、野反湖で紅葉見物。これはいいかも。
嬉しい情報ありがとうございます。
  • (0)
  • 返信
だんだんさん
杉さん、こんばんは。

走り応えのあるハイウェイ&ワィンディング、心身までがリフレできる温泉、
旨い蕎麦と洒落たカフェで五臓六腑が元気になりそうな旅食紀行!ナイスです。

日本って狭い島国なんて言う人がいるけど、僕は広いなぁと思います♪
ヨシ!いつか本州一周を夢見てやるぞ!そんな気にさせる杉さんの日記でした!(^^)/
  • (0)
  • 返信
杉さん
だんだんさん こんばんは
やはりバイクは単なる移動手段ではないですよね。バイクと一体になって風景の中を風を切って走る。走る喜びが感じられます。
おっしゃる通り、その土地の名物には特別な味がありますから。
本州一周・・・その夢私も一緒です。ひなびた温泉、そして秘湯めぐりもしてみたい。自然の中でゆっくり湯に浸かれば、長生きできそうです。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
コンばんわ。草津の高原道路はかなりの標高を登るルートで、家族旅行で車で行ったときはエンジンがカンカンに熱くなっていました。でも、道の両側に広がる眺めは、たまらなくきれいですねー。
Chapter 3:ガソリンスタンドは本来ドライバーの休憩所のような意味合いがあって、今のようにコンビニが乱立していなかった時代にはホットコーヒーのふるまいがあったりしてありがたかったです。今でも、親切に声を掛けてくれるお店があるんですね。
Chapter 17:「ユリ園」色とりどりの花が、メルヘンチックです。
早咲きのユリ:写真に写っているのはLAハイブリッドと呼ばれる早咲きの品種群と見受けられます。やわらかな色調が魅力的なユリの仲間です。
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杉さん
きたきつねさん こんばんは
魚沼スカイラインも山の尾根を走るので標高があり素晴らしい眺めでした。
志賀草津道路も眼下を見ると恐ろしい程でした。ビーナスラインと同様に絶景ロードですね。秋にまた行くつもりでいます。
ガソリンスタンドもセルフが多くなり会話することが少なくなりました。
一部、フルサービス店があり、そこで地元の見所や名物などを教えてもらえるので旅がより楽しくなります。なにより、地元の人たちとの会話が楽しいです。
ジャーマンアイリスに続き、ユリも勉強になります。ユリは大好きです。
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