3月だったか4月だったか、友人との会話で「次のツーリング先は空モノにしようか」という話があった。
艦これ聖地巡礼で佐世保と下関に行ったが、どちらかといえば自分は航空系が好きだ。
そのことを呟いたときに貰った言葉が前述した話だった。
その時に出た話が、熊本空港にYS-11が展示されているという話。期間限定でコックピットの見学もできる。
俄然興味がわいたので公開日の前日と当日に休みを取り、ひとっ走りしてきた。
今回は単独で行くことにした。というのも思い立ったのは4月末なのでさすがに友人とのスケジュールが合わなかった。
まず前日に八代の祖母の家で一泊。実は目的地から地味に遠いが、車で走り慣れた道なのでさして辛くない。なにより旅費が浮く。そして体力を回復できる。日帰りはやはり辛い。
実は前日入りのもうひとつの理由に、八代にいる友人Yに会う目的もあった。
空港に行く前に会いに行こうと思い、前日に電話をしたらそいつも付いてきたいと言い出したので急遽二人で行くことになった。
出発時に雨が降っていたが、雨雲レーダーから晴れることを予測したのでとにかく熊本市内まで突破することにした。
予測通り市内に入ってから雨は上がり、順調に阿蘇くまもと空港に向けて走った。
阿蘇くまもと空港の標識が見える。
「よっしゃ、もうちょっとだ!」
数キロ走ってまた看板。
もうちょっとだ!
また看板
もうちょっとだ!
看板。
もうちょっと・・・・・
また看板
「なげええええええええッッ!!!」
小池高山インター近くにあった看板が見えてから下道推定12km。もはや詐欺に近いレベルの標識案内。間違いではないけど看板見えてからが長い。
なにはともあれ辿り着いたが、まずは小休止。とにかく長かった。一服していざ目的の展示場へ。
その勇姿が眼前にあった。第二次大戦後初の国産旅客機。
現代の機体に比べれば圧倒的に小さいが、航空機生産を禁止されていた苦渋の日々から脱し、初めて作られた機体であることを知ってると感慨も一入である。
さっそく中に入るがとにかく小さい。自分の身長だと立って歩けない。
前かがみになりながら、尾翼入り口からコックピットへ。
コックピットについては別チャプターで。
たっぷり30分近く堪能してから空港を後にした。
その後市街に寄って急遽二人カラオケ大会。
力の限り絶唱して出る頃にはもう夜な上、身体もふらふら。
それでも今日中に帰らなければいけなかったので、栄養ドリンクをインストールして夜の九州道を爆走。
よく生きて帰ってこれたなと思う。
辛かったけど、高速走行の経験値は結構上がった気がする。
なにより大きい収穫だったのが、ガス満載にして車重を増やさないと高速走行が安定しないことを証明できたことだ。
前々回の下関ツーリングの時から高速時のブレに悩まされていたが、思ったより単純なことで解決した。
これで今後フロントのブレに悩まされることは少なくなるだろう。
きつかったけど行ってよかった今回のツーリングでした。