VTRの車検が近づいてきました。
色々物入りでお金が無いので、ユーザー車検で何とかしようと思っていたところ、VTRを購入した変態バイク屋(ウラルとゼウスと88’NSRが並んでいます)から電話。
「車検近づいていますけど、どうします~?」
「そろそろ何とかしないと、とは思うんですけどねぇ・・・(もごもご)」
「代車出せますよ、XR400とか」
「 お 願 い し ま す 」(一秒)
と、言うわけでVTRを預けて、その間これが足となります。
通勤でもバイクを使う上、通勤経路には高速道路も含まれる為、中型以上のバイクは必須なのです。
実はOFF車には猛烈に興味があって、チョイ乗りの試乗会ではなしに、数日共にできる機会は無いか?と探っていたのです。
今のVTRも、本来は250のOFF車を探すつもりで通りがかりに訪れたショップで出会って一目ぼれしたもの・・・当時乗っていた油冷バンディットに思わぬ高値がついたのも購入に踏み切った理由ですが、そういう訳で250OFF車がリッターバイクに化けてしまい、OFF車からは距離を開けざるを得なくなってしまったのです。
朝、バイク屋へ訪れてVTRとXRを交換し、店長と少し話した後にその足でちょっと出かけてきました。
昼前だったので、どこかで昼ごはんを食べようと思いましたが、色々思い悩んでいるうちに野田まで来てしまったので、久しぶりに「やよい食堂」に行くことにしました。
ここは大盛り頼むと、尋常でない量がくることで有名です。
あちこちのメディアで紹介されているので、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
実は自分の出身校(高校)はこの近所で、まれにここで昼ごはん食べていました。
お腹を満たした後、江戸川河川敷に向けて出発。
区画整理中の某所や河川敷で、ケツ流して遊んだり、ロードバイクでは立ち入れない場所に踏み込んでみたりしました。
VTRではとても入る気にならない場所へ入る前、モタード車と言うのもあって、最初は躊躇しましたが、いざ踏み込んでみるとこれがラクラク。
腹をすることは無いですし、ラジアルタイヤでも、ブレーキや速度に気をつけて走れば、どうということはありません。
一度踏み込んでしまえば、視線の高さと車体の細さが頼もしく感じられ、少ししたら荒れ道走行がすっかり楽しくなっていました。
河川敷の土手を登り降りしたり、砂利道がどこまで侵入できるか行ってみたり・・・。
並みの車やバイクではとても入れそうに無いところでも、OFF車はすんなり進入できてしまいます。
気がついたら、車両進入禁止の場所に踏み込んでしまっていたりするので、油断は禁物です。
野田から江戸川沿いに南下していって、その途中で河川敷を登ったり下ったり、バイクが入れない場所まで来たら、再び河川敷を出て、川沿いの道をたどっていきました。
全部の行程は、距離にして100kmほど。
その間に、感じたことを書かせていただきます。
400ccの単気筒なので、パワーには不満はありません。
発進後は、さっさと4速にあげて、あとはズボラに走れます。
ちょっと加速したいときなどは、ギアを落とせば、望みどおりの加速をしてくれますし、普通に街中を走る分には、不満は無いと思います。
足つきも、身長170cmの私だと軽くかかとが浮きますが、せいぜいその程度。
ハンドルの切れ角も大きいうえ、トルクもそれなりにあるので、普通に乗る分には不満は出ないと思います。
何より、OFF車ならではのサスストロークの長さと、最低地上高のおかげで、歩道の段差とか、街中でも気を使うような場面でも、それほど気にならなくなります。
で、オフロードの場合、サスをストロークさせて、タイヤを地面に突き刺すようにセッティングされているので、初期制動よりもコントロール重視になり、オフロード以外ではブレーキの利きが甘くなる傾向がありますが、モタードだと思ったよりは利きますね。
並みのロード車と比べると、ちょっと弱いかな?位の感覚。
で、オフロードに持ち込めば、サスのストロークと相まって、ロックしそうになりながらも、きちんとコントロールはできて、握って(または踏んで)滑ってると感じられたところから、握りを弱くすると、すぐにロックは収まって、そこからまた握って・・・という所が、わかりやすくてコントロール性は良好です。
タイヤの滑る感覚も、きちんと伝わってくるので、車両の状態はつかみやすいです。
林道ツーリングレベルなら無問題ですし、よほど段差とか傾斜があるような所でもなければ、入っていくことは可能でしょう。
車体幅もそれなりに小さいので、人が入れるくらいの幅+αの道幅なら、大体どうにかなりそうです。
行動範囲は、一気に広まります。
正直な話、バイクとしての使い勝手とか考えると、モタード車って最強なのではないか?とさえ思いました。
むろん欠点もあります。
車体自体が小さいので、荷物入れたり、積んだりするのには不向き。
そして、OFF車の欠点としてよくあがる、シートの形状。
今日走った距離の半分ほど走ってから、ケツが痛くなりました(汗)
この辺はどうしようもないですね、OFF車ですし。
そして、「街中を走る分には不満は無い」と書きましたが、それは普通に走るケースでの話。
モタードですから、「そういう走らせ方」にもトライしてみましたが、ここで不満続出。
ケツを流してみようと、前加重からケツを出して・・・ここまでは良いのですが、そこから立ち上がろうとすると、失速気味に。
半クラ駆使するとかで色々やってみましたが、どうもギアレシオ自体がそういう使い方に向いていないように思えました。
スプロケの丁数を落としてみるとかで、何とかなるかもしれませんが・・・。
そして、エンジンがきちんと仕事はしてくれるものの、どうにも事務的に思えました。
トルクはきちんと出ていて扱いやすいですが、それ以上でも以下でもなく、回すところまで回しても、「ぶん回す楽しみ」はそれほど得られず、アクセルに対するツキも、可も無く不可もなくといった印象で、エンジンに感動はしませんでした。
それでもって空冷なので、過酷な状態が続けば、やはり熱ダレする傾向はあり、どうもこの個体は「オイルが終わっている」ようで、それも感動できない理由だったのかもしれません。
全体的に使い勝手は良いものの、「ありあわせの材料駆使して使い勝手重視で作った」印象が残り、街乗りのマルチパーパス車としては優秀ですが、それよりもさらに踏み込んだ楽しさを・・・となると、ちょっと物足りないかもしれません。
同じ400モタードのDR-Zのほうがよりもてはやされる理由は、そういうところにあるように思えます。
あちらは値段こそXRよりも張りますが、XRを同等にいじった場合の価格差を考えれば、むしろ費用対効果は高そうに思えます。
と言う訳で、自分でお金出して買うなら、DR-Zのほうが良いかなぁ?と。
弄る為の素材として考えれば、XRも決して素性は悪くないとも思います。