昨年12月10日に、カウンターシャフトのスプロケット取付部に有る溝が削れてしまったことで、エンジンを割って、シャフトを交換した顛末です。
故障原因は、当初、クラッチ関連と考え、エンジンを分解しだしましたが、タイヤに触れると、簡単に回る事から、カウンターシャフトの破損が原因と解りました。
交換すれば直ると判断し、純正部品を注文です。クラッチを分解中に見つけたクラッチリフターの破損や、チェーンの伸び、スプロケの交換も行うことにしました。
カウンターシャフトの溝が削れた根本的な原因は、ボアアップで部品に負荷が掛かったためです。排気量を戻す事も考えましたが、中速からの追い越しで、話にならなかったことを思い出し、多少リスクが有っても排気量は、181ccのままとします。
排気量はいじらず、スリッパークラッチを装着させて破損を回避することにしました。
エンジンの腰下割は、1年前に、クランクシャフトの変形&ニードルベアリングのすり減りからシリンダー&ピストンを含め交換していますのでやれば良いだけです。
液体ガスケットや、シャフト、クラッチリフター、スリッパークラッチ等を用意し、1/6,7日にエンジン組み立てを完了させ、1月7日(日)に20km程走って様子見をしました。
クラッチミートが甘いような感触でしたが、エンジンは、ほぼ問題なしと判断です。帰宅後、ボルト・ナットの締め具合等を点検して、全体的に問題なしでした。
翌1月8日(月)に再点検中、タペットチェーンのガイドローラーのネジが緩んでいたのでバイクを寝かして点検・調整を行いました。
1月13日(土)にチョイと遠出を実施し、エンジンの具合を確認し、多少、ビリビリ・バリバリが気になりましたが、問題なしと判断です。写真を見直すと、この日にエンジン固定ボルトが、2cm程、抜けていたました。ナットは、何処かで落していたようです。
そして、1月14日(日)に貴船・鞍馬の分岐点で、殆ど抜け落ちそうなボルトを見つけた次第です。ボルトは、3本の内、2本が緩んで抜けそうでした。ナットを購入して直そうとすると、ネジ山のピッチ違いが発覚。また、ボルトのねじ部も変形しているようでした。よって、2本は、ステンレスのボルトに交換し、ダブルナットで緩み防止する事にしました。
コメント(全6件)
再発しないと良いですが・・
分解した時の各部のチェック、増し締めは必須ですね。。。
自分も気を付けよう!
これから走ってきます。
異音が無いことを祈っています。
点検・点検、当たり前なんですが、つい手抜きをしちゃいます。
困ったものですね。
私は、誤字・脱字・誤変換なども、なかなかなくせないです。
ステンレスボルトは、締め付け過ぎると焼き付くので、緩むのを恐れて締めすぎないよう気をつけて下さいねー
あと、A2-70ステンレスボルトはクロモリボルト10.9の半分の強度なのも要注意ポイントです。
でもホント、大事にならなくて良かったです。
異音も要注意ですね。変な音がしたら、点検した方がいいですねー
エー、生鉄ボルト<ステンレスボルト<クロモリボルト、ですか???
てっきり、ステンレスの方が強度が高いと思っていました。
調べてみます。有りがとうございました。
クロモリの強度区分10.9は引張強さが1000N/mm2 降伏点が900N/mm2
A2-70ステンレスボルトは引張強さが700N/mm2 降伏点が無いので0.2%歪みが450N/mm2
0.2%歪みは、降伏点が無い材質で降伏点の代わりに使う塑性変形が始まるポイントなので、ホントに半分の力で変形しちゃいます。
ホムセンで普通に売ってるクロモリは4.8で400N/mm2で降伏点が320N/mm2なので、ステンレスが強いのイメージはそこから来てます。
バイクで使ってる純正クロモリボルトは10.9か、もう一ランク上の12.9なので、A2-70はホントに弱いですよ。
あと、ナットの強度もホムセンクロモリナットの強度は4.8なので、ちゃんとした強度(ボルトと同じ強度)のナットが必要です。
(一部のホムセンでは強度区分10.9のボルトナットを置いてる店もありますが、僕はモノタロウで買ってます)
レクチャーありがとうございます。
STDを用意した方が良いのかなー?
ただ、エンジンのマウントボルトは、ハンガー的な要素で、剪断強度が??
ボデーの鉄板は、明らかに生鉄。奥が深そうですね。
ちなみに、ステンレスは、幸福点が無いんですね。(あえて幸福)