その後、GPz400Fも全損してしまった。この事故も死んでおかしくないものだった。間抜けな話だが、居眠り運転して前走車に追突したのだ。しかも首都高の上で。
バイクでも居眠り運転はする(笑)。眠ると車体が傾くので気づいて目が覚めるのだ。そんな感じで通勤途中にフラフラしてた。ふと気づくと、前走車のストップランプが目前に!Fブレーキを握り締めたが間に合わず、ケツに突っ込んだ。
接触した瞬間に後輪が跳ね上がり、いわゆるジャックナイフ!僕はハンドルバーを馬跳びして前方へ投げ出される。大したスピードではなかったせいで、足から着地してスノーボードに乗ってるように滑っていった。
よほど運が強いのだろう。前走車がそのまま停止していたら跳ね上がったGPzと車に挟まれていたはずだ。後続車もなかった。僕は転びもせずに、かすり傷一つなかったのだ。前走車の人も驚いていた(笑)。しかし、GPzは一回転半して首都高の壁に刺さり大破した。
これでは保険金が出るはずもなく、バイクを買い換える事はできなかった。というか、死んでも不思議のない事故をやって、正直バイクは自分に向いていないんじゃないか、このままじゃ畳の上では死ねないんじゃないか、と思った。もう、バイクを降りなきゃいイカンのかなって。
そんな時「GPz400FII」を持つ友人が、短期間預かって欲しいと言ってきた。アシもなかったので引き受けた。3ヶ月の間乗り回したけど、GPzはやっぱりいいバイクだ。「FII」はカウルレスなだけで、他はまったくGPzと変りはない。でも、乗り手のクセがやっぱり違う。
前の彼女と別れちゃったけど、次に付き合った女も似たタイプだった。いや、髪形が違うくらいであとはソックリと言っていい。だから魅かれた。正直、前の彼女にも未練があったのだろう。そうして付き合い始めたけれど、ベッドの上では違ってた。そっか…モトカレとは違う夜を過ごしてたんだものな…。なんて、こんな感じ(笑)。
しかも彼女はモトカレとは切れてなくて、3ヶ月で彼の元へと帰っていったとさ…。ああ、本気で買い取ればよかったかなあ…。
Keep On Riding !
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