4.0/5
アエラのステップはMH900e以来2つ目。
購入の決め手はブレーキとシフトペダルの支点にベアリングが組み込まれていること、ニーグリップ時に膝がちょうどいいところに来そうだから。
ベアリングは、力のある足で操作するものなので劇的変化はないが、タッチの繊細さに期待があった。剛性感は十分。動かす時の抵抗はゼロです。精密感は高い。
デザインは、以前のMH900e用と同じ系統で、今となっては古さを感じます。基本平面の組み合わせ、フライス盤で上手に削りました、という感じ。
デザインが最新のパニガーレでは、純正オプションのバックステップの方が正直数段かっこいいかな。ステップは可倒式ではないが、滑り問題は解消。
取り付けマニュアルは写真もなくわかり易いとは言えない。せめて組立て図は。
右側はブレーキランプスイッチの配線が足りず、ステップ位置が一番上でないと無理?という感じ。ケーブルを引っ張ってみたが殆ど余裕なしできつすぎ。ブレーキマスターは純正流用。
左側、シフトリンクを外すのにクラッチホースが邪魔になる。ホースを外すとオイルが出てエア抜きが面倒なので、レリーズ本体を外した方が楽。アンダーカウルを外す必要があるがホースを外すよりはマシです。
オートシフターのスイッチ部も純正流用するので、この入れ替えが若干大変。マニュアル通りスイッチを外して熱を加えて外したほうがいい。ヒートガンがなければガスコンロで軽くあぶる。
マニュアルではバイスグリップ?で押さえて回しているが、キズが付く。メガネレンチのほうがいいです。なぜバイスグリップなのか意味不明。
自信のない人はショップに依頼しましょう。ロックタイトなども必要ですし。
シフトペダルの位置は調整範囲が偏っているために、下げ側が厳しい。完全に組んでしまうと調整ロッドが支持金具の裏側に来てスパナが入らず調整できない。そのため仮組してからバイクにまたがり調整、一旦外して本締め、それから車体に取り付ける感じ。
ポジションは、まず不満だった膝の位置があがり、ニーグリップがしやすくなった。ブレーキング時の体の保持はかなり楽になった。ハングオフで膝摺りするような乗り方でも、外足の膝位置がタンクの凹みにマッチしてぶら下がり易く安定方向。
この位置で慣れたら、逆チェンジもやってみたい。
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役に立った
コメント(全1件 )
このインプレに追伸です。しばらく乗った後の感想です。位置は一番上、一番前にしていたのですが、膝の曲がりがきつく、1時間くらい乗ると痛くなるようになりました。ノーマルの時は全く痛くなることは無かったのですが。そのため、一番下の位置にしてみました。結果、膝の痛みは無くなりました。これは人によると思いますが。ブレーキ側は、スイッチケーブルが短かくて届かないので、サイドカウルを外してルート変更し、なんとか届くようにしました。コネクタの向きなど変えるとなんとかなりますが、ノーマルのままだと全く届かなくなります。
シフト側ですが、リンクの長さ調整はステップ位置が下に来る方が調整幅は広がり、理想の位置に持ってくることができるようになりました。ただし調整するにはシフトリンケージを取り外さなければならず、そのためにクラッチレリーズの取り外し、さらにそれを外すためにアンダーカウルを外さないといけません。カウルはずらすだけでなんとかなりましたが、結構面倒です。いじっているうちに要領を得てそれほど苦ではないですが。
また黒色を買ったのですが、すぐに摩擦でアルミ地が出てきちゃいます。