dt37fさんの インプレッション

御馴染みのダンロップのダートラ風タイヤです。数年前のトラッカーブームで町で目にする機会も一気に増えたような気がしますが、実はスクーターやミニバイクのサイズも豊富にラインナップされています。
写真は当方のBWs100Rです。新品の時にも写真付きでインプレか日記に載せましたが、昨年11月に新品を履いてかれこれ9ヶ月でこの状態に。センターは完全にスリックですね。とっくの昔に交換時期は過ぎています(笑)。主に往復40キロ程度の通勤に使用し、通算で約1万キロの走行でこの状態です。このバイクと同じ10馬力級の100~125ccの原2スクーターならおおよそ8千キロが安全圏の寿命だと思われます。
タイヤ自体に関しては1年弱使った感想ですが、見た目によらずオンで良くグリップし、安定した走りの出来るタイヤという印象を受けました。雨天時でもあまり恐怖を感じることなく走れましたし、恐らく縦横の溝が多く排水性が良いのだと思います。
構造的にも完全なブロックというよりも、平坦な面に深めの溝がたくさん、という感じのタイヤなので、走行中の振動もあまりありません。こちらはリアタイヤですが、リアのドラムブレーキの利き具合もありますが、かなり強くブレーキを握らないとロックしない感じで兎に角安定しています。
唯一の弱点が磨耗の早さでしょう。先述の通りリアは8000キロ位でスリップサインが出ますが、特に夏場の路面温度が高い時期に差し掛かり、猛烈な勢いで減ったような印象を受けました。私の通勤コースは郊外かつ気温も低い山手の道が多いのですが、ストップ＆ゴーの多い市街地が中心だともう少しライフが縮む事も予想されます。タイヤ自体は安いですが、通勤車などで運用コストを考えると申もう少しロードよりのタイヤの方が無難かと思われます。
しかしながら、やはり総合的にみるライフの難を除けば非常に良いタイヤです。この通り交換が急がれる状態ですが、次も有力候補の一つです。