バイクパーツエグテック:EXTECGP Formulaマフラー
評価:

66150円もするクセに「ただの汎用サイレンサー」と言う恐るべきサイレンサーです。
しかもキャタライザー(触媒)も付いていませんし、見るからに煩そうな外観で昨今の騒音規制にはとても対応できそうもありません。
少し古めの車種の騒音規制である近接排気騒音99dBにしてもギリギリのはず。
実際、その音量たるや例え合法であっても相当なモノで、住宅街で深夜の暖気運転などした日には付近の住人からタコ殴りにされてしまうに決まっています。
ですので使用にあたっては面倒な事も多々ありあます。
大通りまで押して行ってからエンジン始動とか、大通りでエンジンを切ってから押して帰宅とか、市街地走行中は極力回転数を抑えて走るとか、周囲の迷惑をこれでもかと言うぐらい気をつけないといけません。
逆に言うとそのような配慮ができない人は装着するべきではありません。
また、残念ながら近年の94dB音量規制車ではサーキットでしか使用できそうにありませんし、サーキットごとに設定されている音量規制値によってはサーキットでも使用不可能かもしれません。
消音バッフルを入れる等の追加処置が必要になる可能性もあります。
もちろん純正で触媒による排気ガス浄化装置をサイレンサー部分に搭載している車両での公道走行は完全に違法です。
そんな数々の苦難を乗り越えて、何とかギリギリで公道走行が可能な少し前の車両、特に大排気量空冷4発等の車両に装着すると、コレが卒倒するほどカッコ良いです。
フルチタン製のサイレンサーは巷にあふれていますし、モトGPスタイルの小径で短かいサイレンサーも様々なメーカーから発売されています。
しかしこのサイレンサーほどスパルタンな外観を持つものは無いでしょう。
多くのメーカーのサイレンサーがポリッシュ仕上げや焼き色付けやブランド名を記したエンブレムで着飾っているのに対して、このサイレンサーは一切の装飾を捨てており、それ故にホンモノのレーシングサイレンサーだけが持つ雰囲気が全開です。
特に装着が可能になる少し古い車両は車体デザインや構成がまだまだ洗練されておらず、その車体にイマドキのピカピカサイレンサーを装着すると確かにキレイではありますが、無骨でワイルドな雰囲気は大幅ダウンなのではないかと思うのです。
ピカピカなカスタム車両が好きな人には信じがたいでしょうけど、往年のホンモノのレース車両を見た事がある人で、その雰囲気が好きな人にとってはピカピカ光るサイレンサーやエキパイなど子供騙しにしか見えないでしょうから、このサイレンサーの本気っぷりはたまりません!
個人的にはラージエンド仕様は好きにはなれないので(排気出口は大径なのにパンチングパイプ径はΦ55なので、後ろから見ると何だか無駄に排気を絞っている様に見えちゃうから)スタンダードエンド仕様がオススメです。
ただし音量がアレなので『自主理性』に自信のある方にのみ!