××　×××　×○×○×○さんの インプレッション

　ＡＭＡ。
この団体組織はアメリカのＭＦＪの様なものです。
アメリカ国内での二輪レース運営組織であるＡＭＡのロゴマークは現在までに数度変更され、最も馴染みのあるロゴ・デザインは大文字の斜字体がトリコーロールに配色されたものだと思われます。
　この組織を御存じ無い方は、『アマチュアの意味』なのかと思われるでしょう？しかしながら、この組織、プロもアマも垣根無くあらゆる二輪レースをサポートしている団体がＡＭＡなのです。
このオムスビ型のロゴは、組織発足から間もない頃のものです。
勿論、このロゴはレア中のレアと表現しても良いかもしれません。いにしえのこのロゴに感化された、リアルマッコイズ社はレトロ・アメリカン・ウェアを展開した事さえもありました。
　この当時、活躍したバイクはアメリカ国内レースにおいてもトライアンフ、ノートン、マチレス、ビンセント、ＢＳＡ。これら英国車にＭＶアグスタ、ドゥカテイ、モトグッチ、ジレラ、ＢＭＷが挑んでいた時代の頃です。
　その後、英国車の衰退が著しくなりました。その要因は、国産車の活躍とリプレイス・パーツメーカーの活躍（ヨシムラ、モリワキ、ＫＥＲＫＥＲなど）がありました。同時に、多くの方が御存じのライダーの誕生がありました。
　ケニー・ロバーツ、ウエス・クーリー、マイク・ベラスコ、フレディー・スペンサー、エディー・ローソン、ウェイン・レイニー、ケビン・シュワンツ、ワイン・ガードナー、辻本聡などなど。以上のライダーを抽出した二輪レース組織であるＡＭＡの歴史に憧れを抱いてしまいますね。
　たかがステッカーですが、ＡＭＡが持つ、このドラスティックな背景に恍惚を覚えますよ。
　怒涛のスピードを持つバイクが英国車だった頃。それが、このロゴ・マークの背景です。旧英国車風がモチーフならば、このステッカーを！！ＣＢやＺを駆っているならば、このステッカーを！！ダートトラッカー気取るなら、このステッカーを！！エンデューロ・バイクにさり気なく貼るならば、このステッカーを！！
　ロゴの中央に渦巻く紋章は、まるでシリンダーフィンに激突した走行風がトロトロに熱した様に見えます。このロゴ・マークから熱波を感じてならないですね。
『おススメ』。そんな軽薄なものでは無く、オートバイの息吹きを想うなら買うべき製品だと思いますよぉ~。